「母さんを見捨てるなんて」…〈年金月10万円〉〈資産1,500万円〉86歳母を特養へ。3年間“ワンオペ介護”を続けた次女が震えた「理不尽な言い分」

「母さんを見捨てるなんて」…〈年金月10万円〉〈資産1,500万円〉86歳母を特養へ。3年間“ワンオペ介護”を続けた次女が震えた「理不尽な言い分」
(※写真はイメージです/PIXTA)

「遺産は全部あげるから」という母や兄姉の言葉を信じ、介護で心身とお金を削り続けた次女・里美さん。しかし、限界を迎えて母を特養に入所させた日、何もしてこなかった兄姉の態度は一変します。 きょうだい間の亀裂を招く「介護トラブル」の実態と回避策とは?

猛暑の夏に兄が見せた「あまりの身勝手さ」

3年前、83歳だった母が玄関先で転倒し、大腿骨を骨折。ここから介護生活が始まりました。退院後、母は伝い歩きしかできなくなり、料理や洗濯などの家事も一人では不可能な状態に。

 

病院の勧めで要介護認定を受けると「要介護2」と判定されたものの、母はデイサービスや訪問介護を「他人に世話されたくない」と拒否。食事の準備や洗濯といった家事に加え、入浴や排泄の介助まで、すべての負担が里美さんにのしかかりました。

 

里美さんはパートの時間を大幅に削り、週の半分以上を実家で過ごすようになりました。夫・子どもたちの世話は後回しになり、負担は想像をはるかに超えた重さになっていきます。

 

そんな中、猛暑が続く夏の日に耐えかねた里美さんは、県外の兄に電話をかけました。

 

「お兄ちゃん、私、本当に大変なの。夏休み中の1週間だけでも、実家に帰ってくるか、お兄ちゃんの家で預かってくれない?」

 

しかし、兄の返答は冷淡なものでした。

 

「うちの奥さんは、そういうのダメなんだ。お袋も環境が変わるのは嫌がるだろ。無理だよ」

 

“無理”を繰り返して電話を切ると、その後里美さんが送ったLINEにも「なんとか頼む」の一点張り。姉にも助けを求めましたが、やはり「夫が嫌がる」と、あっさりと拒絶されたのでした。

 

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