(※写真はイメージです/PIXTA)

長く続いた超低金利時代が終わり、日本でも金利が上昇する局面に入りました。不動産投資は、ローンを活用して資産を拡大できる点が大きな魅力ですが、金利が上昇すると収益性や資金繰り、不動産価格にまで影響が及びます。一方で、不動産は相続対策として活用されることも多く、税制改正によってその考え方も変化しています。今回は、不動産投資に欠かせない「レバレッジ効果」の仕組みから、相続対策としての活用法、金利上昇が不動産市場にもたらす影響までを、具体例を交えながらわかりやすく解説します。

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「金利が上がる」と不動産投資はどう変わるのか

不動産投資において不動産とローンは車の両輪の関係です。すべて自己資金で不動産を購入するケースは少なく、多くの投資家はローンを調達のうえ購入します。

 

ローン調達の目的として主要な理由は、「1.レバレッジ効果を得ること」「2.相続対策として借入をおこなうこと」の大きく2つあります。

 

それぞれについて以下で説明をおこないます。

少ない自己資金で収益力を高める「レバレッジ効果」とは

レバレッジ効果とは「テコの原理」のことを言います。不動産投資においては、借入を組み合わせることで少ない自己資金で不動産を購入し、収益力を高めることを目的としています。

 

具体的に検討するための前提条件として不動産価格1億円(仲介手数料、登録免許税、不動産取得税などの諸経費は考慮外とする)、年間の家賃収入700万円、不動産に関する経費(維持管理費、水道光熱費、火災保険や地震保険などの損害保険、不動産管理会社へ支払う報酬、修繕費用、固定資産税、都市計画税などの公租公課)が2百万円であるとします。

 

年間家賃収入から年間不動産経費を引いたものを不動産純収益、あるいは不動産投資においてはNOI(Net Operating Income)※1と言います。

 

※1 「NOI」読み方:エヌオーアイ

使い方:NOI利回りは何パーセントか、この不動産のNOIはいくらか、など

 

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