(※写真はイメージです/PIXTA)

同じ不動産購入のための融資でも、「住宅ローン」と「アパートローン」では金利も審査の考え方もまったく異なる。住宅ローンが低金利かつ短期間で承認される一方、アパートローンは事業性融資として「収支」と「担保評価」という二つの物差しで厳しく審査される。両者の違いの背景と、アパートローン特有の担保評価の仕組みを、具体的な計算例とともに解説する。

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住宅ローンとアパートローン、共通点と大きな違い

住宅ローンとアパートローンの共通点は不動産の購入資金に対する融資である点です。いずれも土地・建物という不動産そのものを担保とする点、また借入期間が数十年単位に及ぶ長期融資である点も共通しています。

 

一方で、その内容は大きく異なります。最も大きな違いは資金使途です。住宅ローンは借入人自身が居住するための不動産取得を目的とするのに対し、アパートローンは第三者に貸し出して家賃収入を得る、いわば「事業」のための資金調達です。

 

この使途の違いは、金利水準や審査の仕組みにも直結します。住宅ローンは生活基盤の取得という性質上、政策的にも低金利かつ迅速な審査が図られている一方、アパートローンは事業性融資として、物件から得られる収益力(収支)や、返済が滞った場合の担保価値(保全)といった、より踏み込んだ審査が行われます。

 

以下、それぞれの特徴を詳しく見ていきましょう。

 

次ページ「住宅ローン」の特徴は…

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