「32年間も尽くしてきたのに」…会社からの帰路、肩を震わせた54歳部長。〈年収340万円減〉定年まで残り6年で“老後計画が崩壊した”ワケ

「32年間も尽くしてきたのに」…会社からの帰路、肩を震わせた54歳部長。〈年収340万円減〉定年まで残り6年で“老後計画が崩壊した”ワケ
(※写真はイメージです/PIXTA)

人生100年時代となり、「70歳まで働く」「働ける限り働く」という考え方は珍しくありません。しかし、会社や環境は変わっていくもの。働く上ではそうした変化に対応していく力が必要です。今回は創業社長の死去をきっかけに人生設計が一変した会社員の事例から、“そのままでいることの危険”を見ていきましょう。

長く働く時代…誰でも変化は避けられない

中小企業では、事業承継や企業買収、経営環境の変化などをきっかけに、人事制度や給与体系が大きく変わることも珍しくありません。また近年は、デジタル化や生成AIの普及により、管理職に求められる役割も急速に変化しています。

 

こうした環境においては、「今まで評価されてきた」という実績だけでは十分とはいえません。年齢に関係なく、新しい知識を学び、実務に触れ続ける姿勢が将来の選択肢を広げます。

 

内閣府「高齢者の経済生活に関する調査(令和元年度)」では、「何歳くらいまで収入を伴う仕事をしたいか」という問いに対し、「65歳くらいまで」が25.6%、「70歳くらいまで」が21.7%、「働けるうちはいつまでも」が20.6%となっています。

 

今や65歳以降も働くことを前提とする時代です。一方で、その長い職業人生のなかで、会社や社長、評価制度が変わらない保証はどこにもありません。50代半ばでの役職定年制度を取り入れている会社もあれば、60歳時の再雇用で環境や収入が大きく変わるケースも多いでしょう。

 

「今のままで大丈夫、なんとかなる」――そう思って何もしないことが、将来思いがけないリスクになるのかもしれません。

 

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