「おじちゃんの家はどこなの?」…実家暮らしで〈資産4,800万円〉を築いた40歳会社員、「そろそろ出よう」と決意した“甥っ子のひと言”

「おじちゃんの家はどこなの?」…実家暮らしで〈資産4,800万円〉を築いた40歳会社員、「そろそろ出よう」と決意した“甥っ子のひと言”
(※写真はイメージです/PIXTA)

家賃や光熱費などの固定費を抑えられる実家暮らしは、資産形成という面でもメリットがあります。実際に「ずっと実家暮らし」を続ける人も珍しくありません。しかし、親やきょうだい、そして甥や姪との関係が変化するなかで、「そろそろ実家を出たほうがいいのか」と考えるようになるケースもあるようです。見ていきましょう。

実家暮らしを気に入っていたが…甥っ子の「素朴な疑問」

地方都市に暮らす俊哉さん(仮名・40歳・会社員)は、実家暮らしに不満を感じたことはありませんでした。年収は560万円。残業もほとんどなく、生活には十分満足していたといいます。

 

両親は70代。家には毎月5万円を入れていました。社会人になってからずっと実家で暮らしてきたため、住居費や食費などを抑えることができ、その分を貯蓄や投資に回すことができました。その結果、金融資産は4,800万円を超えました。

 

「そのままいけば、60代で1億円も夢ではないな、と。親と一緒で不便はないし、結婚しないんだったら、あえて一人暮らしをする必要ないなと思っていたんです」

 

俊哉さんには弟が1人。彼は結婚して子どもも2人います。弟一家が帰省してくるのは、夏休みと正月。俊哉さんにとっても楽しみな行事でした。

 

実家の庭で一緒に花火をしたり、近所の公園に連れていったり。ゲームを買ってあげたり、お小遣いやお年玉を用意しておいたり……「おじちゃん、おじちゃん」と慕ってくれる2人を可愛がっていたといいます。

 

そんな状況が変わったきっかけは、1年前の夏だったといいます。 夕食後、家族みんなでリビングに集まっていたとき、当時小学2年生だった甥っ子が、俊哉さんに尋ねました。

 

「おじちゃんのお家はどこなの?」

 

「……ここだよ。じいじとばあばと一緒に住んでるんだよ」

 

悪気がないことは、俊哉さんにもよくわかっていました。少し成長した甥っ子の、子どもらしい素朴な疑問だったのでしょう。しかし、その言葉が妙に心に残ったといいます。

 

「それまでは、自分が実家にいても『人それぞれだから、いいじゃないか」と思っていたんです。それは今でもそう思っています。でもね、子どもからあらためて聞かれると……なんというか、自分だけ時間が止まっているような気がしてしまって」

 

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