法人クレジットカードは、単なる「会社の経費を支払うためのカード」と考えられがちです。しかし、上手に活用すれば、経費管理の効率化だけでなく、資金繰りの改善やポイント還元、出張時の利便性向上など、経営にさまざまなメリットをもたらします。一方で、法人カードを導入しているものの、付帯サービスやポイント制度を十分に活用できていない企業も少なくありません。法人クレジットカードは、単なる決済手段ではなく、企業のお金の流れを改善する経営ツールとして活用することができます。公認会計士の岸田康雄氏が詳しく解説します。
ゴールドオンライン新書最新刊、Amazonにて好評発売中!
父が溶かした退職金【上巻】・【下巻】
小林篤典(著)+ゴールドオンライン(編集)
シリーズ既刊本も好評発売中 → 紹介ページはコチラ!
法人クレジットカードの本当の価値とは
法人カードの大きなメリットのひとつは、支払いを一本化できる点です。
事業に関する支払いをカードに集約することで、利用履歴を確認しやすくなり、経費管理の手間を削減できます。領収書や請求書を一つひとつ確認する作業も減り、経理業務の効率化につながります。
また、法人カードには決済機能だけでなく、ポイント還元や保険、空港サービスなど、さまざまな付帯サービスが用意されています。
これらを理解して活用することで、毎月発生する経費を単なる「支出」ではなく、会社にとって価値を生み出す仕組みに変えることができます。
見落とされがちな付帯サービス――保険や補償を有効活用
法人クレジットカードには、利用者が意外と知らないサービスが付帯しているケースがあります。
代表的なものが、出張時の旅行傷害保険や、購入した商品の破損・盗難補償などです。
カードによっては、海外出張時のトラブルへの補償や、レンタカー利用時の補償などが含まれている場合もあります。
また、一部のカードではゴルフ関連の補償やスマートフォンの補償など、日常的なリスクに備えるサービスも提供されています。
しかし、こうしたサービスは「知っているかどうか」で利用できるかが変わります。年会費を支払っている以上、自社に必要なサービスが何かを確認し、積極的に活用することが重要です。
公認会計士/税理士/行政書士/宅地建物取引士/中小企業診断士/1級ファイナンシャル・プランニング技能士/国際公認投資アナリスト(日本証券アナリスト協会認定)
平成28年度経済産業省中小企業庁「事業承継ガイドライン委員会」委員、令和2年度日本公認会計士協会中小企業施策研究調査会「事業承継支援専門部会」委員、東京都中小企業診断士協会「事業承継支援研究会」代表幹事。
一橋大学大学院修了。中央青山監査法人にて会計監査及び財務デュー・ディリジェンス業務に従事。その後、三菱UFJ銀行ウェルスマネジメント営業部、みずほ証券投資銀行部M&Aアドバイザリーグループ、メリルリンチ日本証券プリンシパル・インベストメント部不動産投資グループなどに在籍し、中小企業の事業承継から上場企業のM&Aまで、100件を超える事業承継とM&A実務を遂行した。現在は、相続税申告と相続・事業承継コンサルティング業務を提供している。
WEBサイト https://kinyu-chukai.com/
著者登壇セミナー:https://kamehameha.jp/speakerslist?speakersid=142
著者プロフィール詳細
連載記事一覧
連載事業承継に強い公認会計士&税理士・岸田康雄氏が解説!〈事業承継&M&A〉最新情報