「嫌よ!ここから離れたくない」妻の涙が止まらない…〈住宅ローン4,200万円〉夢のマイホーム購入から7年。郵便受けに投函された「一通の通知」に42歳夫が下した決断

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住宅価格の上昇や低金利の影響もあり、「今のうちに買っておくべきではないか」という空気は、いまもなお根強くあります。周囲でマイホームを手にする人が増えれば、その焦りはさらに現実味を帯びていくでしょう。しかし、その“タイミング”に背中を押されるまま決断してしまうと、思わぬ落とし穴にはまることも……。事例から見ていきましょう。

家が資産ではなく「重荷」に変わるとき

全国宅地建物取引業協会連合会が発表した「2025住宅居住白書」では、「あなたは『持ち家派』ですか?『賃貸派』ですか?」という問いに対して、こんな調査結果が出ています。

 

・持ち家派(マンション・集合住宅):16.9%
・持ち家派(一戸建て):46.1%
・賃貸派(マンション・集合住宅):17.7%
・賃貸派(一戸建て):2.5%
・どちらともいえない/あてはまるものはない:16.8%

 

持ち家派(マンション・集合住宅と一戸建ての合計)が63.0%。一方の賃貸派は20.2%(同合計)。持ち家派のほうが圧倒的に多いという結果です。

 

持ち家の理由1位は、「家賃を払い続けることが無駄に思えるから(51.0%)」。確かに、住宅ローンを完済すれば家が自分の物になる。そういう意味では、マイホームは魅力的な選択です。

 

しかし、それは家計に余裕があってこそ成り立つものです。高橋家のように、毎月引き落とされる住宅ローンを優先すると、他の支出で帳尻を合わせるしかない。そして、クレジットカードやリボ払いなどに依存し、気づいたときには取り返しのつかない金額になっている――。これでは、家計が破綻して当然です。

 

こうしたリスクを避けるため、家を買うときには世帯構成や収入の変化、修繕積立金や管理費などの値上げも織り込み、シミュレーションをすることが欠かせません。自分たちだけで難しければ、FPなどのプロを頼ることも一考です。

 

「返せるかどうか」ではなく、「余裕を持って払い続けられるか」という視点を欠いたとき、家は資産ではなく、生活を圧迫する重荷へと変わってしまいます。

 

“なんとかなる”という曖昧な根拠ではなく、慎重に決断することが必要です。

 

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