アラフィフ世代の「甘くない転職事情」―家族と共有することの重要性
公益財団法人産業雇用安定センター「転職経験のあるミドルシニア世代の転職に関する意識調査(2025年、40歳~59歳対象)」によると、転職先が決まった時期について「離職する前に決まっていた(32.6%)」「離職から1ヵ月~3ヵ月以内(21.4%)」と早期に決める人も多い一方で、離職から「6ヵ月~1年以内(7.2%)」「1年経ってから(8.0%)」という人もます。
また、転職で年収がアップした人が46.3%と半数を占める一方で、下がった割合が28.4%にのぼっていることも見逃せません。「すぐに転職を決めたい」「今よりもいい会社に」といった希望が叶わないケースも少なくないのです。
鈴木さんは、「そもそも異動の内示のときに妻に相談していればよかった。惨めに見えても、元の会社で家族のために踏ん張ることも、1つの選択肢だったかもしれません」と振り返ります。
「心配をかけたくなかった」という思いと、「うまくいっていない自分を見せたくない」というプライド。そのどちらも自然な感情ですが、結果として最も近い存在である家族との距離を広げてしまうこともあります。
働き方が不安定になりやすい時代だからこそ、状況そのものだけでなく、「どの段階で共有するか」もまた、人生を左右する重要な判断といえるのかもしれません。
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