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すでに準備を始めているタイプも視野が限定的
一方、定年や役職定年の前からすでに準備を進めている人たちもいます。そういう人たちにとって研修は役に立たないかというとそうではありません。
なぜなら、自分の選択が間違っていなかったことを確認できる機会になります。また、本人が自分一人で考えるより選択肢が広がるきっかけになります。
誰でもそうですが、同じ会社にずっといると人間関係が固定してきて、社外の人脈も仕事がらみがほとんどになります。結果的に視野が狭くなり、発想が広がりません。
定年や役職定年を機に自ら考え、動き始めることは素晴らしいのですが、視野や発想の広がりという点では限界があります。研修に参加し「ほかの人の話を聞けて参考になった」「転職や独立のほかにもいろいろ選択肢があることが分かって良かった」となる人は少なくありません。
人は何歳になっても変われる
本章では「残念パターン」と「前向きパターン」を対比しながら紹介してみましたが、「残念パターン」の人がそのままで終わるしかないかというと、そういうわけではありません。
いったんは残念な状況に陥ったとしても、意識を少し変え、新しい行動を取ることができれば話は別です。
人は何歳になっても変わることができます。そのために重要なのは会社が悪い、制度が悪い、国が悪いといった「他責」の考えに逃げるのではなく、自分の人生をどうしたいのか自分で選び、結果についても自分が責任を引き受ける「自責」の発想を持つことです。
言い方を変えれば、自分で変えることができるのは自分だけです。自分で変えられないものにいつまでもこだわっていても仕方ありません。
このことはいくら強調しても強調しすぎることはありません。
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