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セカンドキャリアで新たな居場所を見つけた人たち
以前からやってみたかった観光ガイドに転身
最後にそんな居場所を見つけた人たちを紹介して終わりたいと思います。いずれも前に紹介した「ネクスト・ライフ・デザイン東京」という任意団体で知り合い、10年来のお付き合いをしている人たちです。皆さんそれぞれ定年を機に、自分らしい道を歩んでいます。
まず、在職中は責任ある立場で世界中を駆け巡りながら事業を推進していたKさんです。
60歳で定年になったあとは仕事からきっぱりと離れ、今度は指示する側ではなく自ら現場に立つ活動をやってみたいということで、それまで培った語学力を活かせる観光ガイドに転身しました。
まずは東京都の観光ボランティアに応募し、都庁や街中で外国人旅行者向けの案内活動を楽しんでいます。
また、語学力のレベルアップに取り組みつつ、70代や80代の人もいるボランティア仲間から「60代はまだ若手だよ」と言われて刺激を受け、全国通訳案内士の資格も取得しました。
「これからは好きなことしかしない」というのが口癖で、ほかにもいろいろ活動領域を広げています。
個人事業主として仕事を続けながらNPO法人で活動
Lさんはもともとエンジニアで、定年後は個人事業主としてかつて勤めていた会社から業務委託を受ける形で、業務量を減らしながら仕事を続けています。
また、お母さんがリウマチを患っていたことから福祉用具に出会い、「こんな自助具があれば便利では」といろいろ発想が浮かび、モノづくりが好きだったこともありオリジナル用具の開発に取り組んできました。
その関わりからさらに、福祉用具を扱う地元のNPO法人に参加して活動の輪を広げています。
業務請負での仕事に加え、NPO法人での活動もあり、毎日いろいろやることがあるというのが大切だと実感。今ではNPOを任意団体に変更し、活動の簡便性や自由度を高めて活動しています。
自宅をリフォーム、念願のギャラリーを開設
Mさんは美術系の大学に勤めていた関係で、陶芸や絵画などの作家とのつながりがあり、作家と愛好家(ユーザー)を結ぶ心地よい展示空間として私設ギャラリーをつくりたいと50代後半の頃から自宅のリフォームを考えていました。
ご主人の理解も得て計画を具体化し、工事が完成したのは定年直前のこと。それ以来、年に8つほどの企画展をキュレーションし、ご近所を中心に少しずつギャラリーとして認知されてきました。企画展がないときは関わりのあるボランティア団体に無償で貸したりもしています。
さらに65歳のとき木曽駒高原に念願の別荘を建てました。人が集い笑顔溢れる場として、一棟貸しのヴィラ&ギャラリーとしてオープン。地域の人や旅行者に心地よい場を提供しています。

