年度末「俺の評価、そんなに低いの?」と衝撃。本人が知らないうちに評価が決まる“日本の職場”…世界最大級のコンサルとの決定的な差、マッキンゼー社員が会議終わりに必ず上司へ伝える「ひと言」

年度末「俺の評価、そんなに低いの?」と衝撃。本人が知らないうちに評価が決まる“日本の職場”…世界最大級のコンサルとの決定的な差、マッキンゼー社員が会議終わりに必ず上司へ伝える「ひと言」
(※写真はイメージです/PIXTA)

評価を「待つ」ことは、成長の機会を捨てているのと同じです。多くの日本人は年度末の査定でようやく自分の立ち位置を知ります。一方で、世界トップレベルの人材は「その場」で修正を繰り返していて……。本記事では、元マッキンゼー・パリ社員で現OECD職員の星歩氏が、著書『世界基準の仕事術』(大和出版)より、仕事上のフィードバックでやりがちな誤りについて解説します。

フィードバック「される側」に多い「3つ」の特徴

日本の職場では、「フィードバックは上司や相手から与えられるもの」という意識が根強く、自ら積極的に聞きに行く文化が、まだ十分に根づいているとは言えません。

 

たとえ成長のために必要だと頭ではわかっていても、「厳しいことを言われたらどうしよう」「評価が下がってしまうのではないか」といった不安が先に立ち、結局、何も聞かないまま時間が過ぎてしまう人も少なくありません。

 

結果として、フィードバックを自らもらいに行く人はごく一部に限られ、多くの人は受け身のまま仕事を続けている、というのが日本の現場の実情ではないでしょうか。

 

ここでは、日本の職場で特に多く見られる3つのポイントを紹介します。

 

1.言われるまで何もしない

日本の職場でフィードバックを自分から聞く人は少ないと思います。その結果、日常の仕事現場では特に何も言われないまま時間が過ぎ、年次評価で判明するのです。

 

「そんなふうに見られていたとは知らなかった」「もっと早く言ってくれればよかったのに」というように、最後の最後に表面化するのです。しかし上司から見れば、「言う機会はいくらでもあった。でも本人が一度も聞いてこなかった」という状態です。

 

マッキンゼーで学んだことは、フィードバックは待つものではなく、「もらいに行くもの」。プロジェクトの節目、資料レビューの直後、クライアント報告の後など、あらゆるタイミングで、プロジェクトメンバーはこう聞きに行きます。

 

「今日の説明、わかりにくい点はありませんでしたか?」「次回に向けて、改善できるところがあれば教えていただけますか?」「より良くするために、一点アドバイスをいただけると助かります」このくらいでも、十分に「フィードバックを取りに行く姿勢」は伝わります。

 

2.プライドが邪魔をして「防衛モード」に入り、感謝を忘れる

フィードバックを受けた瞬間、つい口にしてしまう言葉があります。

 

「でも、それは〇〇の事情があって……」「今回は例外で……」「他の人も同じやり方でした」

 

これらはすべて、防衛反応です。本人は説明しているつもりでも、相手からは、「言い訳している」「改善する気がない」と受け取られやすくなります。マッキンゼーで学んだことは、フィードバックをもらったら、まずは感謝の気持ちを伝えること。

 

フィードバックをあげることは、提供側も勇気がいる行動です。自分の成長のためにフィードバックしてくれたと思い、感謝の気持ちを最初に伝える。そのうえで、必要があれば、「補足として説明したいことが1つあります」と伝えるのです。

 

感謝の気持ちを伝えることを忘れて、最初から弁解に入ると、そこで対話は止まってしまいます。

 

 

次ページ「わかりました」と言いつつ、実は何も腹落ちしていない日本人

※本連載は、星歩氏による著書『世界基準の仕事術』(大和出版)より一部を抜粋・再編集したものです。

世界基準の仕事術

世界基準の仕事術

星 歩

大和出版

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