フィードバック「される側」に多い「3つ」の特徴
日本の職場では、「フィードバックは上司や相手から与えられるもの」という意識が根強く、自ら積極的に聞きに行く文化が、まだ十分に根づいているとは言えません。
たとえ成長のために必要だと頭ではわかっていても、「厳しいことを言われたらどうしよう」「評価が下がってしまうのではないか」といった不安が先に立ち、結局、何も聞かないまま時間が過ぎてしまう人も少なくありません。
結果として、フィードバックを自らもらいに行く人はごく一部に限られ、多くの人は受け身のまま仕事を続けている、というのが日本の現場の実情ではないでしょうか。
ここでは、日本の職場で特に多く見られる3つのポイントを紹介します。
1.言われるまで何もしない
日本の職場でフィードバックを自分から聞く人は少ないと思います。その結果、日常の仕事現場では特に何も言われないまま時間が過ぎ、年次評価で判明するのです。
「そんなふうに見られていたとは知らなかった」「もっと早く言ってくれればよかったのに」というように、最後の最後に表面化するのです。しかし上司から見れば、「言う機会はいくらでもあった。でも本人が一度も聞いてこなかった」という状態です。
マッキンゼーで学んだことは、フィードバックは待つものではなく、「もらいに行くもの」。プロジェクトの節目、資料レビューの直後、クライアント報告の後など、あらゆるタイミングで、プロジェクトメンバーはこう聞きに行きます。
「今日の説明、わかりにくい点はありませんでしたか?」「次回に向けて、改善できるところがあれば教えていただけますか?」「より良くするために、一点アドバイスをいただけると助かります」このくらいでも、十分に「フィードバックを取りに行く姿勢」は伝わります。
2.プライドが邪魔をして「防衛モード」に入り、感謝を忘れる
フィードバックを受けた瞬間、つい口にしてしまう言葉があります。
「でも、それは〇〇の事情があって……」「今回は例外で……」「他の人も同じやり方でした」
これらはすべて、防衛反応です。本人は説明しているつもりでも、相手からは、「言い訳している」「改善する気がない」と受け取られやすくなります。マッキンゼーで学んだことは、フィードバックをもらったら、まずは感謝の気持ちを伝えること。
フィードバックをあげることは、提供側も勇気がいる行動です。自分の成長のためにフィードバックしてくれたと思い、感謝の気持ちを最初に伝える。そのうえで、必要があれば、「補足として説明したいことが1つあります」と伝えるのです。
感謝の気持ちを伝えることを忘れて、最初から弁解に入ると、そこで対話は止まってしまいます。

