1ドル=160円目前…片山財務相「為替介入」示唆と解散総選挙リスクでドル/円相場は“波乱”必至【今週の予想レンジ〈155~160円〉の根拠】

1月20日~1月26日の「FX投資戦略」ポイント

1ドル=160円目前…片山財務相「為替介入」示唆と解散総選挙リスクでドル/円相場は“波乱”必至【今週の予想レンジ〈155~160円〉の根拠】
(※画像はイメージです/PIXTA)

先週の米ドル/円は一時159円半ばまで上昇し、高市政権発足後の円安値を更新しましたが、片山財務相の為替介入示唆を受けて158円割れまで急反落するなど、不安定な値動きが続きました。国内では早期の解散・総選挙が現実味を帯び、政治リスクが相場の振れをさらに大きくしています。一方、米国でもFRBの独立性をめぐる懸念やトランプ関税に関する最高裁判断など、米ドルにとっての警戒材料が残ります。マネックス証券チーフFXコンサルタント・吉田恒氏が、今週予想される相場展開について解説します。

日米リスク重なり、為替相場は波乱の展開へ

今週は、23日に日銀の金融政策発表が予定されています。今回は政策変更は見込まれていないものの、日銀関連のイベントには為替相場が過敏に反応する傾向があるため注意が必要です。また、早期の解散・総選挙が現実的になったことから、国内政治も相場の焦点となりそうです。

 

米国では、FRBの独立性に対する懸念が再燃しています。次期FRB議長候補の発表時期が近いとみられるなか、市場がどのように反応するかが注目されます。また、いわゆるトランプ関税に関する最高裁判決が20日に出るとの見方もあり、こちらからも目が離せません。

 

今週の米ドル/円予想レンジは「155~160円」

ここまでみてきたように、円安阻止介入の有無やタイミングによっては、米ドル/円が大きく振れる可能性があります。加えて、FRBの独立性をめぐる動きや最高裁判決といった米国要因も、相場の乱高下をもたらす可能性のあるものです。

 

こうした状況を踏まえると、円・米ドルともに依然として「暴落」リスクを内包しているといえるでしょう。したがって、今週の米ドル/円は「155~160円」と予想します。

 

 

吉田 恒

マネックス証券

チーフ・FXコンサルタント兼マネックス・ユニバーシティFX学長

 

※本連載に記載された情報に関しては万全を期していますが、内容を保証するものではありません。また、本連載の内容は筆者の個人的な見解を示したものであり、筆者が所属する機関、組織、グループ等の意見を反映したものではありません。本連載の情報を利用した結果による損害、損失についても、筆者ならびに本連載制作関係者は一切の責任を負いません。投資の判断はご自身の責任でお願いいたします。

 

 

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