(※写真はイメージです/PIXTA)

効果的な利用ができれば、アパート経営において空室リスクを減らせるサブリース。一方で、サブリース利用によってトラブルに発展するケースもあります。特に多いのは「賃料減額トラブル」です。本記事では、法律事務所Zの溝口矢弁護士がサブリースの注意点について、賃料減額トラブルを中心に解説いたします。

【関連記事】

築40年の木造アパートを売却したら、突然「税務署」から“お尋ね”が届いたワケ【税理士が解説】

サブリースとは?

下記を「サブリース事業」といいます。

 

マンションやアパート、ビル等の建物について、

 

〇賃貸人(オーナー、不動産投資家、建物所有者)が、サブリース業者(不動産会社)に複数の部屋をまとめて貸す建物賃貸借契約を締結

〇サブリース業者から入居者・エンドテナント(転借人)にこれらの部屋をさらに貸す建物転貸借契約を締結するという関係を利用して、賃貸人とサブリース業者の双方の収益を獲得する目的をもって行われる事業のこと

 

図表内1の契約は、マスターリース契約、(広義の)サブリース契約、一括賃貸借契約、2の契約は、(狭義の)サブリース契約、入居者・エンドテナントとの賃貸借契約・転貸借契約とさまざまな呼ばれ方をします(取引時はどの契約を指すか注意しましょう)。

 

今回は、1の契約をマスターリース契約、2の契約をサブリース契約と表記するかたちで統一します。

 

出典:アパート経営オンライン
[図表]サブリース事業の仕組み 出典:アパート経営オンライン

 

サブリース業者・賃貸人のそれぞれのメリット

サブリース業者は、賃貸人に賃料収入を約束して(賃料保証・家賃保証という言葉がよく用いられます)建物をまとめて借り上げたうえ、借上賃料よりも高額の転貸料を設定して入居者・エンドテナントに建物を転貸し、差額分を収益として得ています。

 

賃貸人としては、サブリース業者を活用することによる賃貸管理の負担軽減、賃料保証・家賃保証による空き室・賃料下落リスクの軽減をしながら、賃料収入を得ることができるという点で、サブリース業者としては、資金調達や不動産の取得コストをかけることなく、収益を獲得することができる点で、サブリース事業に携わるメリットがあるといわれています。

 

【関連記事】

築40年の木造アパートを売却したら、突然「税務署」から“お尋ね”が届いたワケ【税理士が解説】

次ページサブリース事業に関心を寄せる不動産投資初心者

本記事は『アパート経営オンライン』内記事を一部抜粋、再編集したものです。

人気記事ランキング

  • デイリー
  • 週間
  • 月間

メルマガ会員登録者の
ご案内

メルマガ会員限定記事をお読みいただける他、新着記事の一覧をメールで配信。カメハメハ倶楽部主催の各種セミナー案内等、知的武装をし、行動するための情報を厳選してお届けします。

メルマガ登録
会員向けセミナーの一覧