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小さな一歩から始めるキャリア形成
そのように思うところもあって、私の会社も「週1回から働けます」と呼びかけることを続けています。主婦が社会復帰に二の足を踏む理由は、意外と「もう何年もお化粧していないし」「仕事用の言葉遣い、どうやるんだっけ」といった、些細なようで本人にとっては大事なことなのです。
そのため、私は彼女たちの背中を押したくて、クライアントの化粧品会社に協力を仰いで新人スタッフ向けのメイク講座を開いたりします。すると、そこから気持ちが軽くなってどんどん働くようになる人も出てくるのです。
たった週1回働き始めたことを契機に、本人も私も驚くくらい能力が開花する人もいます。誰にとって何がきっかけになるか分からないからこそ、多様なきっかけをばらまいています。自分に合ったものをつかみ取って、うまく使ってほしいのです。
もう一つ、専業主婦が新たな世界に飛び込むことを躊躇しがちな理由として、防衛本能が強くなっているということが挙げられます。
主婦のミッションは家庭を「守る」ことです。それを最優先にする生活を何年、何十年と送ってきているのですから、何か新しい物事や提案が外から飛び込んできても、無意識のうちに疑ってかかったり、拒否反応を示したりということになっても無理はありません。
たしかに家にいるといろいろな勧誘やセールスが来て、それを全部受け入れていたら大変なことになりますから、気持ちは分かります。そうでなくても、自分の手で自分の家庭を築き上げてきているのですから、乱されたくないという気持ちにもなります。
それで、仕事に対しても「本当に私がやるべきことなのか?」といった具合に立ち止まって考えてしまうのです。
主婦のその能力や感覚、重ねてきた経験は本当に素晴らしい、ほかには代えがたいものです。ただ「妻」「母」である自分にプラスして「○○○○ (ご自分の名前を入れてください)」の面も持つことができたら、人生後半戦がもっと楽しく豊かなものになります。ただの「○○○○」でいる分には「守る」義務は何もありませんから、トライアンドエラーも好きなようにできます。
夫に聞いてからやる、子どもの予定を見てからやるのではなく、自分の判断で動ける人生を送ることです。
それは何か大それたマインドセットを持ちなさいということではありません。ただ、週1回、ちょっと働いてみる、それだけで人生が動き出すということが、本当にあるのです。実際、そういう女性を私はたくさん見てきました。
そうすると、いろんな気づきとか、自信とか、私って本当はこういうことが好きだったかもしれないとか、やっぱりこういうことは嫌いかもしれないとかが分かります。
そして働くということは、家庭に収入を入れたり、自分が楽しむための物を買えたりといったことに直結します。そういう具体的なメリットもあったほうがモチベーションを維持向上しやすいというのが、私が多くの女性を見てきての結論です。
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