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お金の4原則を実践する順序
さて、お金の4原則を知ったところで、次に実践する「順序」を学ぶ必要があります。この順序こそがキーポイントとなります。
【お金の4原則実施の順序】
(1)~(3)を同時に行う
(4)は必ず最後に行う
ということです。すなわち、貯める&稼ぐ&節税(節約)をした後、投資をするという順序になります。なぜだと思いますか?
例えば、株式投資で原資が100万円と1億円の場合、年利5%だと、当たり前ですが、前者は5万円、後者は500万円となります。
新NISAの影響でしょうか、積立投資でコツコツやることが各方面で推奨されています。もちろん、それも良いのですが、投資は元本(お金の額の大きさ=保有株数)がモノを言う世界です。
筆者の経験上、断言しますが、投資でコツコツやるよりも、副業や起業など「事業」でまとまったお金を稼いでしまった方が、人生の時間を有効に使えます。
あなたが20代で、60歳まで三十年以上、コツコツ1億円を貯めたいというのであれば、反対はしません。のんびり、ゆっくりやってください。しかし、そのような人ばかりではないでしょう。三十代や四十代のうちに、アーリーリタイアしたい方もいるでしょう。
そのためには、やはり事業で大きく稼ぎ、その資金を元手に投資する方が、はるかに時間を有効に使えるのです。
「稼ぐ」ことが苦手な人が、なぜ多いのか
これまで筆者が見てきた人たちで、「お金の4原則」のうち、2つは得意な人が多いことがわかっています。その2つとは、「貯める」ことと「節約する」ことです。
- 「貯める」のが得意な人=堅実な賢い主婦層、いわゆる公務員層など
- 「節約する」のが得意な人=主婦層、保守的労働者層、もともとケチな人など
また、1つだけ、すなわち「投資する」が得意な人も一定数います。
- 「投資する」が得意な人=不動産投資家、士業、大手上場企業勤務者
しかし、最後の1つである「稼ぐ」は、苦手な人が大多数と言いますか、できない、わからない人が多いのが現状です。
実は、
- 「稼ぐ」が「小金持ち」になるための最重要キーワード
なんです。
では、なぜ「稼ぐ」ことが苦手なのか、その理由を筆者なりに因数分解してみましょう。
