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会長が掲げる世界販売台数「1000万台」も夢ではない
中国の新車市場で価格競争が繰り広げられているなか、EVメーカーの淘汰は2025年からさらに加速する見通しだ。消耗戦に耐えられ、かつ持続的革新に取り組むメーカーだけが真の強者となりうる。
BYDの王会長が社内で中長期的な世界販売目標を1000万台に設定し、そのうち、海外販売台数は500万台を目指していると、BYD幹部から聞いた。
その大胆な成長目標は達成できるのだろうか。国内販売台数と海外販売台数の伸び率を用いて、2030年のBYDの販売台数を予測してみる。
2024年の新車販売(商用車を含む)は427万台で、前年比成長率は41%増、そのうち、385万台を自国内で販売するが、輸出も約42万台と10%近い。中国の国内販売では2025~27年に年間平均12%増、2028~30年に年間平均2%増のペースで計算すると、2030年には約580万台となる。
海外販売では2025~27年に年間平均72%増、2028~30年に年間平均28%増のペースで計算すると、2030年には約400万台となる。
すなわち、2030年にBYDの世界販売台数は1000万台の大台に近づくと見込まれる【図表2】。
2025年3月時点で、BYDは中国国内に11の乗用車生産拠点を持ち、海外に8拠点を展開し、NEV年産能力は2025年末に550万台に達し、2027年には800万台(海外を含む)を超える見込みだ【図表3】。
新工場の建設期間が国内で約12カ月、海外で約24カ月というBYDスピードで、今後生産拠点の新設や能力増強に取り組む。国内市場で着実にシェアを拡大する一方、輸出や海外生産も活発化するなか、2030年にはBYDとトヨタの販売台数は互角になる可能性がある。
湯 進
みずほ銀行
ビジネスソリューション部 上席主任研究員
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