ゴールドオンライン新書最新刊、Amazonにて好評発売中!
データで読み解く「日本経済」のリアル【エンタメ・スポーツ・事件編】
宅森昭吉(著)+ゴールドオンライン(編集)
データで読み解く「日本経済」のリアル【季節&気象・マインド・おもしろジンクス編】
宅森昭吉(著)+ゴールドオンライン(編集)
富裕層の資産承継と相続税 富裕層の相続戦略シリーズ【国内編】
八ツ尾順一(著)+ゴールドオンライン(編集)
シリーズ既刊本も好評発売中 → 紹介ページはコチラ!
用船価格上昇のなか、自動車運搬用の「専用船」も完備
またBYDは2024年に「BYD EXPLORER NO.1」と名づけられた自社専用の自動車運搬船も投入し、2025年4月には6隻目の自動車運搬船「BYDXIAN」も進水した。同社は2026年までに新たに2隻を投入し、自動車6.7万台の輸送能力を備える。
中国の自動車輸出の急増に伴う運搬船の用船価格が上昇するなか、BYDをはじめ、上海汽車や奇瑞汽車など中国自動車大手も自社で自動車専用船を保有し、輸出拡大を図ろうとしている【写真】。
2024年の中国船主による自動車運搬船の発注が世界最多であることから、BYDなど中国勢は日本企業がかつて通った道にたどり着いたといえる。
最後の壁「米国市場」にかける“王手”
2024年末時点で、BYDは世界77カ国、400以上の都市に展開しており、タイやウズベキスタンで工場を稼働させる一方、インドネシア、欧州のハンガリーやトルコ、中・南米のブラジルやメキシコでEV工場建設も計画している。
関税や投資規制など米国への参入を阻む大きな障壁が存在するなか、BYDはいずれ米国で乗用車事業を開始するだろう。
地政学的なリスクがあるとはいえ、3万ドル以下のEVやPHVを投入すれば、エンターテインメント機能を搭載し、デザイン的にも優れているため、米国消費者の心をつかむ可能性がある。またBYDには、日米欧メーカーと協業して米国市場に挑戦する手が残っている。
