築40年の木造アパートを売却したら、突然「税務署」から“お尋ね”が届いたワケ【税理士が解説】
トラブルを未然に防ぐための管理
賃貸物件の構造上、ある程度の結露やカビの発生が予想される場合には、
〇賃貸借契約にあたって、特定の箇所につき入居者に説明を行い、理解を得て管理方法や修繕費用の持ち方について特約を設ける
〇結露・カビ発生防止の物理的な対策を講じる(壁と備え付け家具の密着を避け、風の通り道をつくる等)
といった対応が考えられます。
また、賃貸物件の点検等は定期的に行い、点検箇所や問題がなかったことを記録に残しておくとよいでしょう。点検の時点で問題がなかったことが記録になっていれば、賃貸物件の構造上の問題(オーナー側の責任)であるとされる可能性を低くすることができます。
構造上、結露やカビが発生しやすいポイントとしては以下の点が挙げられます。参考までに、注意してください。
・日光や換気が行き届かない場所(対策:除湿剤・防カビ剤の設置)
・断熱性能の低い壁や窓(対策:予算の範囲内で壁や窓を取り換える)
・水まわり(対策:オーナー側で定期的な点検を行う)
・雨漏り/水漏れが生じそうな場所(対策:賃貸借契約締結前に点検を行う)
トラブルを未然に防ぐためには、契約時の特約設定や、物理的な対策(換気経路の確保など)、そして定期的な物件点検とその記録が重要です。特に、日当たりや断熱性能、水回りなど、カビ・結露が発生しやすいポイントは注意して管理しましょう。
溝口 矢
法律事務所Z アソシエイト・東京オフィス
弁護士

