ゴールドオンライン新書最新刊、Amazonにて好評発売中!
『司法書士が全部教える 「一人一法人」時代の会社の作り方【基本編】』
加陽麻里布(著)+ゴールドオンライン (編集)
『富裕層が知っておきたい世界の税制【カリブ海、欧州編】』
矢内一好 (著)+ゴールドオンライン (編集)
『司法書士が全部教える 「一人一法人」時代の会社の作り方【実践編】』
加陽麻里布(著)+ゴールドオンライン (編集)
シリーズ既刊本も好評発売中 → 紹介ページはコチラ!
人件費を経費として考えない米農家の実態
最悪、人件費が払えなかったとしてもなんとかなる部分があるので、農家からすれば家族経営が安心なところはあると思います。
時給10円という話もしましたが、そもそも農家の方々は、自分の人件費を経費として考えていないので、売上から諸経費を差し引いた額がプラスになったら、良かったと考えます。プラスが小さければ自分のもらえる金額が小さいというだけの話です。自分の労働力への対価について考えないのも問題ですが、慣例的にそうなっていることが、時給換算の低さにも表れているのだと思います。
僕はどちらかというと家族ではなく、外部の人をどんどん入れていきたいと考えているのですが、それをSNSで発信すると、「家族経営でやりましょう」というコメントやDMがたくさんきますし、家族経営が最強だと主張する方は非常に多いです。
そうしたコメントをくださるのは、おそらく僕と同じ農業従事者の方だと思います。仲良くさせていただいている米農家のインフルエンサーさんも、家族経営が一番ラクだというふうに考えていらっしゃいます。
わが家はじいちゃんが高齢で動けなくなってきています。かといって、すべてを僕がひとりで切り盛りすることはできません。そのため、家族経営ではないやり方に変えることを考えています。家族経営ではなく一般的な企業と同じように経営していくことで、人件費も加味して、儲かっていない原因がすべて見えてくる気がしています。
人件費が発生することで、よくよく数字を見てみると「あれ? 儲かっていないな」というところにたどり着くかもしれません。僕の地元の経営者の方々の中には、真面目に収支計算したら割に合わないことが明確になって、気持ちが萎えてしまうから計算はしないと話している方もいました。
僕自身はというと、やっぱり割に合う経営をしていきたいので、そのための要素を農業経営のなかに組み込んでいきたいと考えています。極端な話ですし、あくまで生産規模がかなり大きくなってからの話ですが、例えば、わが家でつくったお米と、地元・山形県の農産品をセットにして海外向けに販売すれば、規模としてはかなり大きな輸出ビジネスになります。
農業だけでなく、そのほかの産業まで含めて考え、アイデアをひねり出すことができれば、別の新しい切り口ができ、なおかつ利益率の高いことができるようになるのではないかと思います。
米利休
坪単価70万円は東南アジアの半額!! 都心で600万円台から購入可能な新築マンション
注目のセミナー情報
【海外不動産】12月18日(木)開催
【モンゴル不動産セミナー】
坪単価70万円は東南アジアの半額!!
世界屈指レアアース産出国の都心で600万円台から購入可能な新築マンション
【事業投資】12月20日(土)開催
東京・門前仲町、誰もが知る「超大手ホテルグループ」1階に出店!
飲食店の「プチオーナー」になる…初心者も参加可能な、飲食店経営ビジネスの新しいカタチとは?
【関連記事】
■税務調査官「出身はどちらですか?」の真意…税務調査で“やり手の調査官”が聞いてくる「3つの質問」【税理士が解説】
■月22万円もらえるはずが…65歳・元会社員夫婦「年金ルール」知らず、想定外の年金減額「何かの間違いでは?」
■「もはや無法地帯」2億円・港区の超高級タワマンで起きている異変…世帯年収2000万円の男性が〈豊洲タワマンからの転居〉を大後悔するワケ
■「NISAで1,300万円消えた…。」銀行員のアドバイスで、退職金運用を始めた“年金25万円の60代夫婦”…年金に上乗せでゆとりの老後のはずが、一転、破産危機【FPが解説】
■「銀行員の助言どおり、祖母から年100万円ずつ生前贈与を受けました」→税務調査官「これは贈与になりません」…否認されないための4つのポイント【税理士が解説】
