5月9日の日経平均株価は、米関税政策について英米間での交渉が合意したことを受けて株高となった昨日の米国市場の流れを引き継ぎ、朝方から上昇して始まりました。その後も米中貿易摩擦激化に対する警戒感後退や円安進行を背景に輸出株などが物色されるなか、日経平均株価は終日堅調な展開となり、前日比574.70円高の37,503.33円で取引を終えています。日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がりが193銘柄、値下がりが32銘柄、変わらずが0銘柄。
日経平均株価の寄与度上位は、ファーストリテイリング〈9983〉、NTTデータグループ〈9613〉、ソフトバンクグループ〈9984〉、アドバンテスト〈6857〉、TDK〈6762〉となり日経平均を押し下げた一方、寄与度下位は、ダイキン工業〈6367〉、中外製薬〈4519〉、オムロン〈6645〉、任天堂〈7974〉、第一三共〈4568〉となりました。
また、東証プライム市場の売買高は26億4,900万株、売買代金は5兆7,309.75億円となり、前日と比べて増加。
業種別では、倉庫・運輸関連業、銀行業、保険業、繊維製品、情報・通信などが上昇した一方、機械、医薬品、その他製品、パルプ・紙、海運業などが下落しました。
東証プライム市場の個別銘柄の上昇率は、1位がインターメスティック〈262A〉で+400円(+22.23%)の2,199円、2位がイビデン〈4062〉で+700円(+16.97%)の4,824円、3位が東和銀行〈8558〉で+100円(+16.86%)の693円となりました。
一方下落率は、1位が牧野フライス製作所〈6135〉で-2,010円(-18.12%)の9,080円、2位がUbicomホールディングス〈3937〉で-178円(-13.96%)の1,097円、3位が新日本科学〈2395〉で-165円(-10.86%)の1,355円で取引を終えました。
なお、年初来高値を更新したのは158銘柄、年初来安値を更新したのは1銘柄でした。
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