【景気と演歌】日本の歌謡界が誇る演歌のレジェンド…景気拡張局面で熱唱してきた「曲目」の名前【解説:エコノミスト・宅森昭吉氏】

【景気と演歌】日本の歌謡界が誇る演歌のレジェンド…景気拡張局面で熱唱してきた「曲目」の名前【解説:エコノミスト・宅森昭吉氏】

約40年にわたり国内外の景気分析をしてきたエコノミスト・宅森昭吉氏が、景気や市場を先読みするヒントを紹介する本連載。今回は、音楽イベントにおける著名演歌歌手の持ち歌のセレクトと景気局面の関係を見ていきましょう。

50回の出場を通じて歌った曲目は30曲、複数回歌ったのは…

50回の出場を通じて歌った曲目は30曲あり、そのなかで複数回歌ったのは「風雪ながれ旅」「帰ろかな」「まつり」「与作」「年輪」「山」の6曲である。なかでも、「風雪ながれ旅」と「帰ろかな」が7回で最多、「まつり」は6回だった。

 

それぞれの曲を歌った年の12月の景気局面をみると、「風雪ながれ旅」と「帰ろかな」はそれぞれ景気拡張局面4回、景気後退局面3回とほぼ半々であるのに対し、「まつり」は6回ともすべて景気拡張局面にあたる。

 

50回出場で、白組のトリを務めたのは13回。歌った曲は1972年「冬の宿」、1973年と1992年の「帰ろかな」、1981年と1996年の「風雪ながれ旅」、1988年「年輪」、1989年「夜汽車」、1993年・1999年・2006年・2009年・2013年の「まつり」、2001年の「山」の7曲である。

 

白組トリはその年の男性歌手の歌の聞き納めとして注目される。北島三郎のように、何曲もヒット曲を持つ大御所歌手には、その年の世の中の動向にふさわしい曲が選択されているように思われる。

 

数あるヒット曲のなかで、人々の気持ちを盛り上げる「まつり」を白組トリで歌った紅白は5回すべて景気の拡張局面に当たる。一方、第一次石油危機が発生した1973年とバブルが崩壊した1992年の2回の景気後退局面の大晦日にはしんみりした曲調の「帰ろかな」を歌っていた。さらに、トリではなかった年だが、東日本大震災が発生した2011年にも「帰ろかな」を歌っていた。

 

(出所)ステラほか
[図表2]北島三郎の紅白歌合戦での歌唱曲と歌った年の12月の景気 (出所)ステラほか
 

 

宅森 昭吉
景気探検家・エコノミスト
景気循環学会 副会長 ほか

 

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