税務調査官の“穏やかな態度”にも油断は禁物
事実と異なる場合は毅然とした対応を取る
税務調査において、調査官はさまざまな実地調査を経験してきています。なかには悪質な事業者や、脱税などの違法行為を行う納税者も少なくないため、調査時には悪いケースを想定した質問を受ける場合もあります。
「この経費はプライベートで使ったものでは」「この月の書類だけがないのは、実際には取引がないのでは」といった質問を受けたとしても、事実と異なる場合は毅然とした対応を取ることが大切です。
証明できる書類がある場合は提示し「よくわからない」「覚えていない」と曖昧な返答をしたり、返答が二転三転したりすることのないように注意しましょう。
世間話のようでも調査されている場合がある
税務調査を受けたことがない場合、四角四面な質疑応答の風景をイメージしがちですが、実際には世間話やなにげない会話などから、穏やかに調査が進められるのが一般的です。
とはいえ、世間話のように見えて実際は聴き取り調査の目的が含まれているケースもあります。
会話への受け答えから気が短いか、見栄っ張りかなど代表者の性格を判断したり、趣味や休日の過ごし方、家族へのプレゼントや旅行といった雑談からお金の使途を探ったりするケースもあるのです。
あらぬ疑いをかけられて調査が長引くことを避けるためにも、極力無駄な情報は話さないように注意しましょう。
税務調査の対応が不安な場合は税理士へ相談しよう
税務調査への対応が不安な場合は、税務調査対応の実績が豊富な税理士へ相談してみることをおすすめします。
税務調査は税理士の同席があると安心
税務調査には強制調査と任意調査があり、多くの企業や個人事業主が受ける税務調査は任意調査となります。任意調査では、事前通知と呼ばれる事前に調査を受ける旨の連絡があるのが一般的で、調査当日まで数週間の猶予があるため、そのあいだに調査当日の対応や準備をすることが可能です。
税務調査当日は書類や帳簿データなどはすぐに提示できるよう並べておき、不要なものは整理整頓しておきます。
質疑応答には誠実かつ毅然とした対応が求められますが、不安な場合は税理士に同席してもらうことをおすすめします。
松本 崇宏
税理士法人松本 代表税理士
お客様からの税務調査相談実績は累計1,000件以上。国税局査察部、税務署のOB税理士が所属し、税務署目線からの視点も取り入れ税務調査の専門家として活動。多数の追徴税額ゼロ(いわゆる申告是認)の実績も数多く取得。
税理士法人松本
税務調査特化税理士法人として全国6ヵ所(渋谷、錦糸町、新宿、横浜、柏、大阪)にオフィスを構え、“成功報酬型”税務調査サポートを提供する税理士事務所では国内No.1の規模を誇る。国税局に勤めていた、いわゆる「国税OB」が複数名所属。税務調査相談実績は累計1,000件以上。一般業種より税務調査が厳しいといわれる風俗業界の税務に10年以上特化し、追加徴税額ゼロ円の実績も多数。
税務調査を録音することはできるか?
相続税の「税務調査」の実態と対処方法
富裕層だけが知っている資産防衛術のトレンドをお届け!
>>カメハメハ倶楽部<<

