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予想PER(株価収益率)が実績PERよりも低いかどうかを検証
会社四季報を投資のバイブルとして愛読している人は少なくありません。会社四季報には、各企業のPERやPBRなどの株価指標が記載されています。
PERとは、株価収益率のことを指し、株価を1株あたりの利益で割って算出します。一般的に、PERの値が低いほど割安、高いほど割高と判断されます。ただし、業種ごとに水準は異なるほか、同じ企業でも過去の水準と比較してどうかなどを検討する必要があります。
会社四季報のページには、チャートの部分の隣に予想PERと実績PERがあります。予想PERが実績PERの安値平均と近い場合は割安水準かもしれないと判断できます。日本取引所グループ「規模別・業種別PER・PBR(連結・単体)一覧」では、業種別のPERが確認できますので、同業他社と比べて割安かどうかを判断する1つの目安とするとよいでしょう。
PBRが1.2倍以下で探していく
PBRとは、株価純資産倍率のことを指します。株価を1株あたり純資産(総資産から負債を抜いた額)で割って算出します。一般的にPBRが1倍を割れていると、企業が解散した場合に受け取ることができる資産価値のほうが株価よりも高いことを意味するため、割安と判断されます。
ただし、昨今では東京証券取引所の再編にともなう改革もあり、PBRが1倍を超える企業も増加していることから、PBRが1.2倍以下を目安に探すとよいでしょう。会社四季報では、実績PERの下の部分にPBRの記載があります。
なお、1つの株価指標のみで企業を選別するのではなく、PER、PBRなど複数の投資指標をもとに、総合的に見て割安かどうかを判断していくことが望ましいと言えます。
● PER は過去の水準、同業者の水準と比較する
● PBR は1.2 倍以下を目安に割安かどうか検討する
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