部下の視点をスイッチする質問
部下が話し始めたら、まずは腰を据えて聞いてあげてください。部下の「話を聞いてもらいたい」という気持ちをまずは受け止めましょう。
これまで溜まりに溜まった鬱憤を吐き出して、ガス抜きしてもらいます。ガス抜きに付き合いながら、相手がどんな思いでいるのかを理解することに注力してください。
このとき注意したいのは、問題の解決を急ぎすぎないこと。
そもそも悩みがあるからといって、その部下が上司に対して「解決策」を望んでいるとは限りません。現状を知っておいてほしいだけかもしれないし、ただ悩みを吐き出してすっきりしたいだけかもしれないのです。ここは聞き役に徹することです。
ガス抜きがあらかた終わったようだと感じたら、次の段階に進みます。少し冷静に、そして客観的に今の状況を俯瞰できるように、次のように視点を変えるような質問をしてみましょう。
「相手と比較的うまくいくときってどんなとき?」
「相手にはどんな目的があると思う?」
「相手は何を気にしていると思う?」
こんなふうに視点を変えることで、今まで見えなかったものが見えるようになったり、見え方が変わったりすることがあります。
ここでのポイントは、部下の視点を「相手」に向けさせること。人間関係で悩んでいるとき、私たちはどうしても自分の気持ちにばかり意識が向いてしまいます。傷ついた気持ちや迷い、不信、悲しみに気を取られてしまいます。
そこから離れて、
という方向から考えてみるように、「質問」で促してみましょう。
林 英利
BizMentor(R)
代表メンター
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