(※写真はイメージです/PIXTA)

同じ会社で同じ時代を過ごしたはずの同期たち。しかし、出世の有無によって収入格差が生じます。さらにその影響は、老後の生活にまで波及し……。本記事では、佐藤さん(仮名)の事例とともに、老後の資産形成の重要性について、波多FP事務所の代表ファイナンシャルプランナー・波多勇気氏が解説します。※プライバシー保護の観点から、相談者の個人情報および相談内容を一部変更しています。

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いまからでも遅くない、老後資金の見直し

「佐藤、お前もiDeCoとかNISAとかやっていたのか?」

 

「いや、全然……そういうの、よくわからなくてな」

 

田中さんは、現役時代から資産運用をしていたといいます。年金だけに頼らず、積極的に投資をして資産形成を進めていたのです。

 

「いまからでも遅くないぞ。70歳まで働けば年金額も増えるし、資産運用だって始められるからな」

 

田中さんの言葉に、佐藤さんは少しだけ希望を持ちました。確かにいまさら出世はできませんが、資産運用や支出の見直しならできます。公的年金に加えて、個人年金保険や貯蓄型の金融商品を活用すれば、少しでも安心できる老後を送れるかもしれません。

 

「俺も……やれることから始めてみるよ」同期の集まりを終えた佐藤さんは、帰り道でスマホを取り出し、「iDeCo 初心者」などと検索を始めました。

定年後のリカバリー

現役時代の収入差が、そのまま老後の生活に影響するという現実。しかし、たとえ定年後でも資産運用や働き方の工夫次第で、ある程度のリカバリーは可能です。

 

大切なのは、「もう遅い」と諦めないことです。老後に後悔しないためにも、いまからできる資産形成の一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか?

 

 

波多 勇気

波多FP事務所

代表ファイナンシャルプランナー

 

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※プライバシーのため、実際の事例内容を一部改変しています。

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