気弱なことを口にしない
また、苦手な部分をうまく先に伝えておくと、むしろ信頼を得やすくなるとお話ししましたが、それは自分のネガティブな点をやたらと口にすることとは違いますので、そこは間違わないでください。間違うと、信頼を得るどころか、逆に周囲から敬遠されてしまう可能性もあります。
自分の弱点を認めつつも、それに対する前向きな姿勢を示すことで、信頼を築くことはできます。このように、自分の問題点や課題を明確にし、建設的な対策を提示することは、相手に「この人は誠実で、問題解決に向けて取り組む姿勢がある」と感じさせるからです。
一方で、「自分はここがだめ」「どうも自分はこういう欠点があって」といった消極的な自己否定を繰り返すのはマイナス以外の何物でもありません。たとえば、「気が弱いので」「礼儀知らずで」「人見知りで」などどこか自虐的な言葉は、一回でも言うべきではありません。
言う本人は「どうしようもない」といった軽い愚痴のつもりかもしれないし、何かができないことに対する自分なりの言い訳かもしれませんが、どちらにしても聞くほうは何のメリットもないからです。
どのようなつもりで言っていても、聞くほうからすれば心理的に負担です。意識が高い相手なら「問題だと考えるなら変えればいいのに」と思うだけのことです。また「この人には前向きに物事を進める力がない」と感じるかもしれません。
これは相手の理性での話です。同じときに相手の無意識下では、ただ不快感を感じ始めているでしょう。ネガティブな言葉は、それが誰に対するものであっても、潜在意識の領域では純粋な不快感を起こさせるからです。
「自分はここがだめ」と思うのは本人の自由です。しかし、他人に伝えても、仕事面でそれで何かを許してもらえるということはなく、自分のメリットもないことを知っておいてください。
消極的な自己否定は相手にも自分にも何ももたらさない
丸山 ゆ利絵
アテインメンツ合同会社代表
プレゼンス・コンサルタント
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