(※写真はイメージです/PIXTA)

職場で「話しやすい人」「頼りになる人」になりたいと思っていても、無意識のうちに相手を遠ざけてしまっているケースがあります。自然と打ち解け、相談しやすい雰囲気を作るには、どのような心がけが求められるのでしょうか。プレゼンス・コンサルタントの丸山ゆ利絵氏が著書『一流のエグゼクティブが実践する 初対面から信頼関係を築く 第一印象の磨き方』(日本実業出版社)から、詳しく解説します。

メタファで奥行きを出す

会話の中で何かを説明するときに、メタファ(比喩)を使うと、聞いている人の腑に落ちやすいと言われます。メタファを使うと、会話だけでなく、プレゼンなどでも単にデータや事実を羅列するより話に奥行きが出て聞き手の心を動かします。

 

たとえば、「東京ドーム〇個分」は面積の大きさを伝えるときのポピュラーなメタファです。メタファをうまく使えば、実感を持ちにくいものでも、具体的なイメージを伝えやすくなります。

 

「この問題の根深さは、氷山の一角どころか、ほぼ隠れていることですよ」という言葉に「なるほど“ここに氷山がある”と知らせることからだ」と誰かが応えれば、それだけで問題の性質から、方向性までイメージが共有できていることになりますね。物事を具体的なビジュアルで想像しやすくするのもメタファの効用です。

 

物事のビジュアル化だけではなく、共感を得やすくするのもメタファです。誰もが知ることわざや有名人を例に使うことで、ただ説明を聞くより想像しやすくなります。

 

たとえば、「木を見て森を見ず、は避けたい」(細部にとらわれて全体像を見失わないようにしたい)」、「スティーブ・ジョブズがやってたようなプレゼンスタイル(大スクリーンの前で話者が全身でアクティブに説明するスタイル)」という感じです。このような表現をするさいには、一方で何を説明しているかしっかり考えておいてください。万が一伝わらずに聞き返されても説明を補足できます。

 

メタファは心理学的に、相手の意識に入りやすい説明の仕方とされます。言語情報よりイメージのほうが話の構造として頭に入りやすいからだそうです。確かに、メタファが上手な人の話は面白いだけでなく、どこか頭に残りやすく感じます。そんなメタファの達人に聞くと、「これを何かにたとえたらどうなるか?」「これを表すことわざはあるだろうか?」など日ごろからアンテナを立てておけば実力を磨きやすくなるそうです。

 

POINT

メタファを使って相手の心を動かしやすくしよう

 

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※本連載は、丸山ゆ利絵氏の著書『一流のエグゼクティブが実践する 初対面から信頼関係を築く 第一印象の磨き方』(日本実業出版社)より一部を抜粋し、再編集したものです。

一流のエグゼクティブが実践する 初対面から信頼関係を築く 第一印象の磨き方

一流のエグゼクティブが実践する 初対面から信頼関係を築く 第一印象の磨き方

丸山 ゆ利絵

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