(※写真はイメージです/PIXTA)

大谷翔平選手と真美子夫人が「婚前契約」を結んでいたことが話題になりました。日本ではあまり浸透していませんが、海外では比較的メジャーな契約であり、需要も高まっています。本記事では「婚前契約」の概要とともに、メリットや注意点について川口洸太朗弁護士が解説します。

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婚前契約の需要が高まるワケ

――大谷翔平選手が婚前契約を結んでいたというニュースをみました。そもそも婚前契約ってなんですか?

 

川口弁護士:今回は、これから結婚を考えている人に向けて、婚前契約の基本的な知識について解説していきたいと思います。日本ではあまり馴染みがありませんが、実は海外では身近な契約です。

 

婚前契約は結婚前に夫婦間で結ばれる契約です。主に、結婚後の共有財産の管理方法や、仮に離婚した場合の財産分与に関する取り決めを行います。婚前契約を結ばなかったとしても、婚姻届けさえ出してしまえば、結婚自体は成立します。

 

契約書がない場合、財産分与は民法で決められたルールに則って行われます。具体的には、共有財産を1/2ずつにわける形で実行されるため、平等に感じるでしょう。しかし、一見平等そうにみえるこの方法では不都合が生じるケースが存在します。

 

わかりやすい例でいえば、経営者や芸能人、プロスポーツ選手の場合です。そういった方々は現役時代にかなりの額を稼ぎます。その結果、たくさんの財産を得るわけです。特にプロスポーツ選手等はイメージがつきやすいと思いますが、プロになったあとの収入は、幼少期から積み重ねた本人の努力に大きく起因しています。それにもかかわらず、この間に結婚しその後離婚した場合、稼いだ財産は民法のルールに則ると半分になります。仮に男性側が経営者、女性側が専業主婦だとするとどうでしょうか?

 

2人の共有財産のほとんどすべてが経営者である男性側が稼いだものです。そうであったとしても、離婚してしまった場合には半分を女性側に渡さないといけません。こういった不平等な事態、リスクを減らすために、婚前契約は有効であり近年需要が高まっています。

 

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