企業業績は「値上げ」で好調だが…これからも“成長を続ける企業”と“そうでない企業”の決定的な差【経営コンサルタントが解説】

企業業績は「値上げ」で好調だが…これからも“成長を続ける企業”と“そうでない企業”の決定的な差【経営コンサルタントが解説】
(※写真はイメージです/PIXTA)

2025年3月期、上場企業の利益は「過去最高」の見込みとなっています。しかし、短期的に利益を上げても伸び悩む会社と、長きにわたって業績が上がる会社とでは「明確な違い」があるそうです。その違いとはいったいなんなのか、詳しくみていきましょう。株式会社タナベコンサルティングの番匠茂執行役員が解説します。

とある経営者からの“切実な相談”

15年ほど前、売上高70億円規模の製造業A社を経営するX氏から、「この10年で経営者人材を10人育成したいので、力を貸してほしい」との相談があった。

 

X氏は、その理由として、次の2点を挙げた。

 

1.個人経営から組織経営への転換

X氏は「今後、自社や業界を取り巻く経営環境がさらに厳しくなることが予想され、経営者だけでなく、それを支える経営者人材を育成・強化しなければ、経営を未来に繋ぐことはできない」と考えた。

 

2.「経営者人材」が育っていないと、決断が遅くなる

さらにX氏は「今後、M&Aが活発になったときに会社の経営を任せられる人材(経営幹部)がいなければ、会社を買う・買わないという決断が遅くなる」と考えていた。

 

約15年前の話だが、この経営者は時代を的確に読んでいたといえる。

 

弊社では、企業が「1・3・5の成長の壁」を乗り越えるためには、「売上高10億円につき、経営のわかる幹部が1名は必要である」と提唱している。

※ 企業の成長段階には壁があり、年商1億・3億・5億・10億・30億・50億・100億・300億と、節目ごとに経営体質を転換できなければ成長は頭打ちとなり、やがて成長は止まってしまうという考え方。

 

X氏は長年ワンマン経営で業績を伸ばしており、真に「幹部」と呼べる人材は少なかった。終始トップからの指示を待ち、“考えることをやめた集団”にも映っているという。

 

X氏と将来のビジョンについてディスカッションしたところ、社長としてのビジョンや経営方針・人に対する考え方は非常にいいものである一方、やはりそれを実現するための人材が揃っていない、育成できていないことが大きな問題点であるとの共通認識を持った。

 

そして、「10人の経営者人材を育てる」ことを目標に、より実践的な階層別研修を計画した。

 

【12/18(木) 『モンゴル不動産セミナー』開催】

坪単価70万円は東南アジアの半額!! 都心で600万円台から購入可能な新築マンション

次ページ「階層別研修」の結果、収益性が上がり “筋の通った”企業に
カインドネスシリーズを展開するハウスリンクホームの「資料請求」詳細はこちらです
川柳コンテストの詳細はコチラです アパート経営オンラインはこちらです。 富裕層のためのセミナー情報、詳細はこちらです 富裕層のための会員組織「カメハメハ倶楽部」の詳細はこちらです 不動産小口化商品の情報サイト「不動産小口化商品ナビ」はこちらです 特設サイト「社長・院長のためのDXナビ」はこちらです オリックス銀行が展開する不動産投資情報サイト「manabu不動産投資」はこちらです 一人でも多くの読者に学びの場を提供する情報サイト「話題の本.com」はこちらです THE GOLD ONLINEへの広告掲載について、詳細はこちらです

人気記事ランキング

  • デイリー
  • 週間
  • 月間

メルマガ会員登録者の
ご案内

メルマガ会員限定記事をお読みいただける他、新着記事の一覧をメールで配信。カメハメハ倶楽部主催の各種セミナー案内等、知的武装をし、行動するための情報を厳選してお届けします。

メルマガ登録