「人材育成」は、企業経営の一丁目一番地
弊社では毎年、日本全国の企業を対象にアンケートを実施している。その結果を見ると、「経営者人材の育成」「幹部人材の強化」は毎回、企業の課題として上位にあがる項目だ。
しかし、人材育成・強化の優先度は高いにもかかわらず、実際に時間とお金をかけて実施している会社はまだまだ少ないというのが実態である。
経営者人材・幹部人材を育てることが、会社の未来を決める。特に、今の時代はどの企業でも人材の採用・育成・活躍・定着が最重要課題である。いい経営者人材・幹部人材が育っていれば、新入社員の採用から若手社員の育成・活躍、中堅社員の定着にいたるまで、さまざまな分野に好影響をもたらす。
また、経営者人材・幹部人材は「未来の業績を作る人」でもある。この場合、業績とは「利益」と「利益を生み出す基盤」のことである。そして、基盤とは「顧客基盤・商品基盤・人材基盤」の3つを指す。
したがって、人材基盤を強化することで、企業におけるそのほかの2つの基盤(「顧客基盤」、「商品基盤」)の強化に繋がり、業績は上がるのである。企業にとっての一丁目一番地は、人材基盤の強化なのである。
企業経営者は自社を未来に繋ぐために、今一度真剣に「経営者人材・幹部人材」の育成・強化を考えてほしい。
番匠 茂
株式会社タナベコンサルティング
執行役員
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