楽天証券で「米国株」を買う方法を、楽天ユーザーでFP資格を持つ証券会社出身のSGO編集者がスマホアプリ「iSPEED」の画面を使って解説します。また、楽天証券で米国株を買うときにかかる手数料をはじめ、米国株の取引時間、「円貨決済」と「外貨決済」の違い、売買代金が多い米国株のランキングなどについてもお伝えします。
楽天証券での「米国株」の買い方…外国株取引の始め方を初心者にもわかりやすく解説

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楽天証券で米国株取引を始める方法を、外国株取引が初めての人にもわかりやすく解説します。

 

「米国株を買うときの手数料は?」

「『円』と『ドル』のどっちで買ったほうがいいの?」

「ドルを用意する方法がわからない」

 

のような疑問を持っている人は、ぜひ参考にしてください。

 

最後まで読めば、楽天証券で自信を持って米国株取引にチャレンジできます。

 

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楽天証券における米国株の始め方~買い方

​※タップ(クリック)すると、該当の説明に飛びます
 

  1. 総合口座を開設する
  2. 決済方法に応じたやり方で入金する
  3. 取引する米国株を探して発注する

 

はじめに:楽天証券の「米国株取引」の概要

米国株のイメージ図
(※写真はイメージです/PIXTA)

 

まずは、楽天証券の米国株取引サービスの概要を確認しましょう。

 

■楽天証券の「米国株取引サービス」の概要

取扱銘柄数
(普通株のみ)
3,882銘柄(2025年2月28日時点)
取引手数料
(税込)
課税口座 約定代金
2.22
米ドル以下
2.22~4,444.45
米ドル
4,444.45
米ドル以上
無料 約定代金の0.495% 22米ドル
NISA口座 無料
為替手数料
(日本円⇔米ドル)
円貨決済:1米ドルあたり25銭
外貨決済:無料(リアルタイム為替取引)

取引時間
(日本時間)

標準時間:23時30分~翌6時
サマータイム:22時30分~翌5時
※ 3月の第2日曜日~11月の第1日曜日
取引チャネル PC:ウェブサイト、マーケットスピードⅡ、マーケットスピード(初期版)
スマホ:iSPEEDアプリ、スマホ専用ウェブサイト
NISA口座 成長投資枠のみOK
積立サービス 米株積立
スクロールできます

 

ご覧のように、米国株を買うときの手数料には、「取引手数料」と「為替手数料」があります。

 

米国株の取引手数料は約定代金に対してかかり、1取引あたりの手数料は「約定代金×0.495%(税込)」で算出します。ただし、約定代金が2.22米ドル以下の場合は無料、4,444.45米ドル以上は22米ドル(税込)となっており、これ以上かかりません。

楽天証券の米国株の取引手数料のイメージ
 
楽天証券における米国株の取引手数料
(引用:楽天証券)
 

一方、為替手数料は日本円(円貨決済)で米国株取引をするときに取引手数料とは別に発生するスプレッドのことで、コストは以下のとおりです。

 

  • 日本円での株式購入時:25銭/米ドル
  • 日本円での株式売却時:25銭/米ドル

 

楽天証券は、買いの場合は現在の為替レートより少し高いレート、売りの場合は現在の為替レートより少し安いレートを提示することによりスプレッド(価格差)が生じ、為替手数料を得ています。

 

ただし、楽天証券の米国株の手数料は総じて安く、楽天証券を除く主要ネット証券(SBI証券、松井証券、マネックス証券、三菱UFJeスマート証券)と同水準。また、新NISA口座における米国株の取引手数料は無料です。

 

次章では、楽天証券で米国株を買う第一歩となる(日本株等を取引する)「総合口座」を開設する方法を解説します。すでに開設している人は読み飛ばして、2章に進んでください。

 

1. 楽天証券での「米国株」の始め方…「総合口座」を開設するには?

スマホを持っている女性
(※写真はイメージです/PIXTA)

 

楽天証券で米国株(外国株式)を買うには、日本株等を取引できる「総合口座」の開設が必要です。

 

総合口座の開設後に「外国株式取引口座」の申し込みが必要な証券会社もありますが、楽天証券の場合は総合口座の開設だけで米国株取引を始められます。

 

楽天証券で総合口座を開設する流れは、次の10ステップです。

 

■楽天証券の「総合口座」を開設する流れ

 

  1. 口座開設ページから進む
  2. メールアドレスを登録する
  3. 送られてきたURLをクリック
  4. 本人確認書類を選択する
  5. 「本人確認書類」を撮影(表面・厚み・裏面)
  6. 「顔写真」を撮影(正面・実物判定)
  7. お客様情報を入力する(12項目)
  8. ログインパスワードを設定する
  9. 規約を確認する
  10. 審査通過後に「初期設定」をする

 

詳しくは、『楽天証券の口座開設の流れ…必要書類や日数、初期設定のやり方は?【取引の始め方を解説】』で実際の画面をスクショして解説しているので、参考にしてください。

 

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2. 決済方法に応じて入金する

円貨決済と外貨決済

 

米国株は「米ドル」で購入します。米国のコンビニでコカ・コーラを買うときに、日本円ではなく米ドルで支払うのと同じです。

 

そして、決済方法には「円貨決済」「外貨決済」の2種類があり、事前に決めた決済方法に応じたやり方で証券口座に入金しておく必要があります。

 

円とドルがごちゃごちゃになり、米国株取引を始めるときに最初につまずくポイントだと思うので、しっかり理解しておきましょう。

2.1. 円貨決済

円貨決済のイメージ図
(※写真はイメージです/PIXTA)

 

「円貨決済」はその名のとおり、日本円で米国株の購入代金を決済する方法です。厳密には、裏で楽天証券が日本円から米ドルに両替をして買付をします。そして、両替を代行してくれた対価として為替手数料(スプレッド)を支払います。

 

円貨決済は自分で米ドルを準備する必要がないので、特に初心者におすすめです。

 

楽天証券の調べ(2024年4月1日~2024年4月30日)によると、米国株をスポット購入した人の61%、米株積立をした人の86%が円貨決済を利用しています。

 

円貨決済なら、日本株を買うときと同じように楽天証券の口座に日本円を入金すると、外国株式取引(円貨決済)の買付余力に即時反映されます(楽天銀行とのマネーブリッジにも対応)。

 

ちなみに、円貨決済をするには1米ドルあたり25銭(0.25円)の為替手数料が発生します。たとえば、100USDの銘柄を円貨決済で1株買うときの為替手数料は25円です(通常はその他に「取引手数料」がかかります)。

 

2.2. 外貨決済

外貨決済のイメージ図
(※写真はイメージです/PIXTA)

 

「外貨決済」は、外貨(米国株取引の場合は「米ドル」)で米国株の購入代金を決済する方法です。

 

円貨決済の場合は楽天証券に日本円を入金するだけで済みますが、外貨決済の場合は自分で日本円を米ドルに両替して楽天証券に入金する必要があります。

 

楽天証券で外貨決済で米国株を買うときに米ドルを準備する方法を3つ紹介します。

 

米ドルの準備方法①:外国為替(両替)サービス

為替取引のイメージ図
(※写真はイメージです/PIXTA)

 

楽天証券の「外国為替(両替)サービス」には、両替タイミングによって①リアルタイム為替取引と②定時為替取引の2種類があります。

 

取引できる時間は以下のとおりです。

 

  1. リアルタイム為替取引:8時~翌日6時(サマータイムは翌5時)
  2. 定時為替取引(マーケットスピードのみ):10時と14時の適用為替レート

 

おすすめはリアルタイム為替取引で、楽天証券の米ドル/円間の「リアルタイム為替取引」の為替手数料は無料となっています。

リアルタイム為替取引のやり方
 
その他商品から外国為替を選択
 
購入金額を入力
 

円貨決済の場合は1米ドルあたり25銭(0.25円)の為替手数料がかかるので、少しでもコストを抑えて米国株を始めたい人は、事前に楽天証券のリアルタイム為替取引で日本円を米ドルに両替しておくことをおすすめします。

 

米ドルの準備方法②:外貨送金サービスを利用する

外貨送金サービス
(引用:楽天証券)

 

すでに米ドルを保有している場合は、以下の2行から楽天証券に送金できます。

 

  1. SMBC信託銀行
  2. 三井住友銀行(シティバンクでも可)

 

おすすめの送金方法は1.のSMBC信託銀行の「SMBC信託銀行・楽天証券外貨送金サービス」を利用するやり方で、通常は7,000円かかる入金手数料が1,000円になります(利用するには口座開設が必要)。

SMBC信託銀行から楽天証券への入金の流れ
 
SMBC信託銀行から楽天証券への入金の流れ
(引用:楽天証券)
 

なお、三井住友銀行で送金できるのは米ドルのみとなっています。

 

 

米ドルの準備方法③:米ドル建てMMFを取引する

外貨建てMMF
(引用:楽天証券)

 

3つ目は、米ドル建てMMFを利用する方法です。

 

投資信託の一種である「外貨建てMMF(マネー・マネジメント・ファンド)」(米ドルベース)を買付し、設定画面で米国株式の買付可能額に含める銘柄に設定すると、米ドル建てMMFから米国株を直接購入できます。

 

 

【比較】「円貨決済」と「外貨決済」はどちらがおすすめ?

2つの選択肢で悩む女性
(※写真はイメージです/PIXTA)

 

円貨決済と外貨決済の方法を解説しましたが、楽天証券で米国株を買うなら、日本円で買うのと米ドルのどっちのほうがいいでしょうか?

 

比較表で整理します。

 

■「円貨決済」と「外貨決済」の比較表

  円貨決済 外貨決済
米ドルの
事前準備
自分で準備する必要なし 事前に準備する必要があり
(自分のタイミングで両替)
為替手数料 1米ドルあたり25銭 0円
(リアルタイム為替取引)
楽天市場
SPU
対象(条件達成で+0.5倍) 対象外
おすすめの人 ・米国株取引が初めての人
・取引に手間をかけたくない人
・楽天市場の利用者
・手数料を少しでも抑えたい人
・為替相場を見ながら両替したい人

 
スクロールできます

 

結論のみを伝えると、外貨決済は使いこなせれば手数料を抑えられて便利ですが、初心者にはやや難しいです。

 

そのため、米国株に初めて挑戦する人や取引に手間をかけたくない人は、円貨決済で始めることをおすすめします。

 

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3. 楽天証券での「米国株」の買い方【アプリ/iSPEED】

iSPEED
(引用:楽天証券)

 

円貨決済にするか外貨決済にするか決めて証券口座に入金したら、楽天証券で米国株を注文してみましょう。

 

ここでは、スマホの株アプリ「iSPEED」から発注する手順を紹介します(PCのウェブサイトから注文する場合も流れは同じです)。

 

 

ただし、スマホから発注する場合は、アプリをインストールしなくても楽天証券のスマホサイトに接続して注文することもできます。アプリのほうがサクサク動くので操作性が優れていますが、やりやすい方法をお試しください。

 

iSPEEDから米国株を発注する方法は、次の5つのステップです。

 

 

順番に解説します。

STEP1:ログイン後、「注文」をタップして「米国株式」メニューを表示

iSPEEDアプリを起動し、ログインIDとパスワードを入力してログインしてください。

 

ログイン

 

ログインして下の「注文」をタップしたあとに、上のメニューを「米国株式」に切り替えましょう。

 

米国株式

 

STEP2:「買い注文」から銘柄を探して注文画面を表示

買付する銘柄を表示する方法はいくつかありますが、ここでは、銘柄名の一部から検索するやり方を紹介します。

 

今回は、飲料会社コカ・コーラ(ティッカー:KO)の株式を円貨決済で1株購入します。ティッカーは日本株の銘柄コードのようなもので、個々の銘柄を識別するためにつけられます(米国株の場合はアルファベット表記)。

 

現物取引の「買い注文」をタップして、「検索」を選択してください。ランキングから選ぶこともできます。

 

買い注文

 

上の検索ボックスに「コーラ」と入力して、「検索」をタップします。ティッカーがわかっている場合は、ティッカー(この場合は「KO」)を入力すると一発で表示されます。

 

検索


次の画像のように、銘柄名に「コーラ」と入った銘柄一覧が表示されたら、ティッカー「KO」の「コカ・コーラ」をタップしてください。

 

検索結果一覧

 

候補が複数表示される場合は、念のため他の銘柄もタップして事業内容を確認し、間違いないがないかを確認しておくと安心です。

 

STEP3:注文内容を入力

数量(株数)や価格など注文内容を入力していきます。

 

米国株式買い

 

番号順に補足します。

 

①「数量」

発注する数量(株数)を入力します。米国株は1株以上、1株単位で購入できます(ここでは「1株」)。

 

②「価格」と「注文方法」

注文方法を選びます。基本的には「指値」を選択しましょう。

 

入力する価格は、上に表示されている「現在値」や、右下の「板入力(売買注文の価格と数量を表示した情報)」ボタンを参考にしてください(ここでは、現在値より安い「61.7000ドル」で指値)。

コカ・コーラの板情報
 
コカ・コーラの板情報
 

 

③「執行条件」

執行条件(注文の有効期限)を決めます。取引に慣れるまでは、注文が成立しなかった場合は自動で取り消しになる「本日中」を選び、その都度発注することをおすすめします。

 

④「口座区分」

どの口座で買付するかを選択します(ここでは特定口座の「特定」を選択)。

 

一般口座は、確定申告などで必要な「年間取引報告書」を自分で作成する必要があります。そのため、初心者は証券会社が作成してくれる「特定口座」を選ぶことをおすすめします。

 

楽天証券のNISA口座を開設している人には、ここに「NISA」も表示されます。米国株は、新NISAの成長投資枠で購入することもできます。

 

⑤「決済方法」

決済方法は「円貨決済」と「外貨決済」から選べます。ここでは、日本円で買付できる「円貨決済」を選択します。

 

STEP4:取引暗証番号を入力して「確認画面へ」をタップ

注文内容を入力し、取引暗証番号を入力したら、「確認画面へ」をタップします。

 

取引暗証番号

 

「省略する」にチェックを入れると、注文内容を確認することなく即発注できますが、誤発注を避けるためにも必ず確認画面でチェックする習慣をつけましょう。

 

STEP5:注文内容を確認して「注文する」をタップ

確認画面をチェックし、「注文する」をタップしたら完了です。

 

確認画面

 

次の画像のように、「注文完了」と表示されるのを確認しましょう。

 

注文完了

 

なお、注文が成立する前であれば、米国株式メニューの「注文照会・訂正・取消」から訂正や取り消しができます。

 

また、「約定照会」では注文が成立したかを確認できます。

 

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4. 楽天証券で「米国株」を買うメリット3つ

メリット
(※写真はイメージです/PIXTA)

 

米国株は、楽天証券を除く主要ネット証券(SBI証券、松井証券、マネックス証券、三菱UFJeスマート証券)でも取引できます。

 

そこで本章では、楽天証券で米国株を買うメリットを次の3つに絞って紹介します。

 

■楽天証券で米国株を買うメリット3つ

 

  1. 外国株式口座が不要
  2. 手数料にポイントがつく
  3. ポイント投資もできる

 

それぞれ解説します。

メリット①:外国株式口座が不要

外国株式口座のイメージ図
(※写真はイメージです/PIXTA)

 

多くの証券会社では、米国株を含む外国株を取引するときは、「総合口座」とは別に「外国株式口座」を開設する必要があります(申請のみで即日開設できるケースが多い)。

 

しかし、楽天証券で米国株を買うには「総合口座」の開設だけでOKなので、すぐに米国株取引を始められます。

 

メリット②:手数料にポイントがつく

ポイントのイメージ図
(※写真はイメージです/PIXTA)

 

楽天証券には次の3つの手数料コースがあり、取引手数料の1%がポイントバックされる仕組みがあります。

 

  1. ゼロコース:国内株式(現物・信用、かぶミニ®)の取引手数料が無料
  2. 超割コース:1約定ごとの取引金額で手数料が決まる
  3. いちにち定額コース:1日の約定代金の合計で手数料が決まる

 

手数料コースは国内株式の取引手数料が無料になる「ゼロコース」がおすすめですが、ゼロコースに設定していても米国株には「約定代金×0.495%(税込)」の取引手数料がかかります(NISA口座は手数料コースに関係なく、米国株の取引手数料は無料)。

 

ただし、日本株の取引に備えてゼロコースに設定している場合でも、米国株を取引するときは1日の取引手数料(米国積立など手数料が発生する他の商品も含む)の合計に対して1%(100円につき1P)がポイントバックされます。

 

なお、「超割コース」を設定して大口優遇条件を達成すると「超割コース(大口優遇)」が適用され、2%のポイントバックにアップします。そのため、日本株を取引せず米国株だけを集中的に取引する人には「超割コース」はおすすめですが、初心者は基本的に「ゼロコース」に設定しておけば大丈夫です。

 

メリット③:ポイント投資もできる

(楽天証券公式YouTubeチャンネル『楽天ポイントで米国株を買ってみよう!』)

 

楽天証券では、投資信託や国内株式だけではなく、米国株式(円貨決済)の購入に楽天ポイントを利用できます。

 

楽天市場には楽天グループのサービスの利用状況に応じて買い物の還元率がアップする「SPU(スーパーポイントアップ)」という仕組みがあり、米国株式(円貨決済)も条件の1つとなっています。

 

具体的には、楽天ポイントを1P以上利用して米国株式を円貨決済で当月合計30,000円以上(米国積立と買付手数料無料の海外ETFは除く)購入すると、その月の楽天市場での買い物が+0.5倍(%)になるというものです(楽天ポイントコースとマネーブリッジの設定も必須)。

 

無理して米国株を取引する必要はありませんが、余裕があればチャレンジしてみてください。

 

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5. 楽天証券で売買代金の多い「米国株」ランキング

ランキング
(※写真はイメージです/PIXTA)

 

楽天証券で米国株を買う方法がわかっても、日本株より馴染みが薄い米国株を買うときにどの銘柄を選べばよいか迷う人は多いはずです。

 

そこで本章では、楽天証券の公式サイトで公表されている、楽天証券で売買代金が多い米国株式の銘柄ランキング(2025年2月16日~2月22日)を紹介します。

 

売買代金が多いからといって株価が上昇するわけではありませんが、楽天証券で米国株投資をしている人がどのような銘柄を売買しているかを知ることは、銘柄選びのヒントにつながるはずです。

 

5.1.「米国株式」の売買代金ランキング

順位 コード 銘柄名 業種
1位

PTLR

パランティア・テクノロジーズ

ソフトウェア・サービス

2位

NVDA

エヌビディア

半導体

3位

TSLA

テスラ

自動車

4位 APP

アップラビン

ソフトウェア・サービス

5位 SMCI

スーパー・マイクロ・コンピューター

コンピュータ
6位 MSTR

マイクロストラテジー 

ソフトウェア・サービス

7位

HIMS

ヒムズ・ハーズ・ヘルス

ソフトウェア・サービス

8位 INTC

インテル

半導体
9位 TEM

テンパスAI

情報処理サービス

10位

IONQ

IonQ INC

ソフトウェア・サービス

スクロールできます

 

 

5.2.「米国ETF」の売買代金ランキング

順位 コード 銘柄名
1位 SOXL

Direxion デイリー 半導体株 ブル3倍ETF

2位

VOO

バンガード・S&P 500ETF

3位

CONL

グラナイトシェアーズ2倍ロングCOINデイリーETF

4位

NVDL

グラナイトシェアーズ2倍ロングNVDAデイリーETF

5位

SOXS

Direxion デイリー 半導体株 ベア3倍ETF

6位 TSLL

Direxion デイリー TSLA ブル2倍株

7位 GDL

SPDR ゴールド・シェア

8位 PTIR

グラナイトシェアーズ2倍ロングPLTRデイリーETF

9位 IVV

iシェアーズ・コア S&P 500ETF

10位

NVDU

Direxion デイリー NVDA株 ブル2倍ETF

スクロールできます

 

なお、楽天証券の新NISA(成長投資枠)で買付金額が多い米国株式の銘柄は、以下の記事で紹介しています。

 

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6. よくある質問

Q&A
(※写真はイメージです/PIXTA)

 

最後に、楽天証券の米国株取引に関するよくある質問に5つ回答します。本文と重複する内容もありますが、復習のためにお役立てください。

Q1.「楽天証券の米国株の取引手数料は高い」と言われるのはなぜですか?

楽天証券の米国株取引手数料は「約定代金×0.495%(税込)」が基本となっており、主要ネット証券(SBI証券、松井証券、マネックス証券、三菱UFJeスマート証券)と同水準です。

 

しかし、最近はmoomoo証券など米国株の手数料が安い証券会社もあるので、相対的に「楽天証券は手数料が高い」という意見があるのかもしれません。ちなみに、moomoo証券の米国株取引手数料は、ベーシックコースで「約定代金×0.132%(税込)」となっています。

 

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Q2. 楽天証券で米国株が買えない場合の原因は?

注文に対して買付可能額が不足していないか確認してください。

 

注文画面で数量と価格を入力すると、(現在の)参考為替レートをもとにした「予想受渡代金」が表示されます。

 

予想受渡代金と買付可能額

 

買付可能額(円貨もしくは外貨)内に収まっているかをチェックしましょう。

 

Q3. 楽天証券の新NISAでも米国株は買えますか?

楽天証券に限らず、新NISAの成長投資枠であれば、米国株を買うことができます。

 

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Q4. 楽天証券の新アプリ「iGrow」でも米国株は買えますか?

楽天証券は、2024年12月25日に新アプリ「iGrow™」をリリース(参照:ニュースリリース『楽天証券の新アプリ「iGrow™」、12月25日(水)より提供開始』)。

 

iGrow™では、楽天証券の全商品の資産管理や投資信託の取引もできますが、今のところ米国株は買えません。ただし、将来的には、NISA成長投資枠でも購入可能な国内外株式の取引機能も追加される予定で、米国株も取引できるようになるかもしれません。

 

Q5. 楽天証券で「米国ETF」を買うときの手数料はいくらですか?

楽天証券では米国ETFを435銘柄(2025年1月7日時点)取り扱っており、取引手数料は普通株と同じ「約定代金の0.495%(税込)」が基本となっています(NISA口座は取引手数料無料)。

 

なお、楽天証券では、米国上場のETF15銘柄に限り、買付手数料を無料にしています。

 

7. まとめ

(楽天証券公式YouTubeチャンネル『米国株式投資するなら楽天証券!その理由は?』)

 

この記事では、楽天証券で米国株を買う方法を中心に解説しました。

 

米国株にはアップルやアマゾン、グーグルなどグローバルに活躍する企業が多く、株価の成長が期待できる市場です。また、四半期ごとに配当金を出す企業も多く、配当金で定期的な収入を得たい人にも米国株はおすすめです。

 

本記事を米国株取引を始めるきっかけにして、投資戦略の幅を広げるヒントにしてください。

 

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口座数が国内証券会社(単体)ではトップとなる1,100万を突破し、20代や30代の若年層を中心に開設者が続出している楽天証券。SGO編集部は同社の社員に取材をして、人気の秘訣を伺いました。
 

2023年6月買付分より投資信託のクレカ積立のポイント還元率を引き上げた背景、「投信保有ポイント」復活の可能性についても触れているので、『【楽天証券社員インタビュー】投資のハードルを下げる数々の「業界のスタンダード」を作ってきた楽天証券が目指す姿とは?』からご確認ください。