楽天証券のポイントコースには「楽天ポイントコース」と「楽天証券ポイントコース」の2種類があります。違いをはじめ、各コースのメリット・デメリット、おすすめのコース、変更方法などを、楽天ユーザーでFP資格を持つ証券会社出身のSGO編集者が解説します。
「楽天ポイントコース」と「楽天証券ポイントコース」の違い…どっちを設定すべき?

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楽天証券のポイントコースには「楽天ポイントコース」と「楽天証券ポイントコース」の2種類があり、どちらかを設定する必要があります。

 

コース名に「証券」が入っているか否かの違いで紛らわしいですが、自分に合ったコースを設定しておかないと、本来獲得できたはずのポイントがもらえなくなることもあります。

 

そこで本記事では、

 

「2つのコースの違いは?」

「どっちのコースのほうがおすすめ?」

「コースの変更方法は?」

 

という疑問を持っている方に各コースの特徴を紹介し、それぞれどのような人におすすめかを解説します。

 

結論からお伝えすると「楽天ポイントコース」のほうがおすすめですが、その理由も含めて見ていきましょう。

 

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1.「楽天ポイントコース」と「楽天証券ポイントコース」の違い

楽天ポイントコースと楽天証券ポイントコース

 

「楽天ポイントコース」と「楽天証券ポイントコース」の違いを比べたのが次の表です。

 

■「楽天ポイントコース」と「楽天証券ポイントコース」の違い

項目 楽天ポイントコース 楽天証券
ポイントコース
貯まるポイント 楽天ポイント 楽天証券ポイント
ポイント発行元 楽天PointClub
(楽天株式会社)
楽天証券
ポイント
の利用先

・楽天証券を含む楽天経済圏

・楽天ポイントカードの加盟店

楽天証券

ポイント投資
の対象商品

・投資信託

・国内株式(現物取引)

・米国株式

・バイナリーオプション

投資信託のみ

ポイント投資
の利用上限
あり なし
ポイント
の交換先

・楽天Edy

・ANAマイル
(2ポイントごとに1マイル)

・楽天ポイント

・JALのマイル
(35ポイントごとに10マイル)

SPU 対象 対象外
ポイント
の有効期限

・通常ポイント
→ポイント獲得ごとに1年延長

・期間限定ポイント
→ポイント付与月の翌月末

最長2年

※SPU(スーパーポイントアッププログラム):楽天のサービスを使えば使うほど楽天市場でのポイント還元率がアップするプログラムのこと

 

ご覧のように、2つのポイントコースは名称が似ていますが、発行元が異なるため、貯まるポイントも利用先も違うことがわかります。

 

しかし、「証券」が付いていない「楽天ポイントコース」のほうがポイントの使い勝手がよく、おすすめです。

 

次章からは、2つのポイントコースのメリット・デメリットを解説していきます。

 

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2.「楽天ポイントコース」のメリット・デメリット

「楽天ポイントコース」のメリット・デメリット
(※写真はイメージです/PIXTA)

 

最初は、おすすめの「楽天ポイントコース」の特徴から見ていきましょう。

 

2.1. 楽天ポイントコースのメリット

メリット
(※写真はイメージです/PIXTA)

 

なぜ楽天ポイントコースのほうがおすすめなのか、理由も含めてメリットを3つ解説します。

 

 

それぞれ解説します。

メリット①:幅広く使える「楽天ポイント」が貯まる

楽天カード
(引用:楽天カード)

 

楽天ポイントコースでは、「楽天ポイント」が貯まります。楽天PointClub(楽天株式会社)が発行しており、一般的に知られている楽天ポイントのことです。

 

この楽天ポイントは、楽天モバイル楽天ひかりなどの楽天グループのサービス(=楽天経済圏)だけでなく、楽天カードの提示で一部のコンビニやドラッグストア、マクドナルドなどの楽天ポイントカードの加盟店で貯めたり利用できたりします。

 

1ポイント=1円分として現金と同じように日常の様々なシーンで使えるので、使い勝手が抜群です。

 

また、ANAマイルに「2ポイント=1マイル」のレートで交換できるので、ANAマイルを貯めて海外旅行の計画を立てている人にも楽天ポイントコースはおすすめです。

 

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メリット②:ポイント投資ができる(投資信託・国内株式・米国株式・バイナリーオプション)

楽天証券のポイント投資
(引用:楽天証券)

 

貯まった楽天ポイントは、楽天証券で「ポイント投資」に利用することができます。対象商品は次の4つです。

 


後述する「楽天証券ポイントコース」でもポイント投資はできますが、対象商品は投資信託だけとなっています。

 

そのため、「楽天ポイントコース」に設定しておけば、投資信託にも国内株式の注文にもポイントを利用できるので、手持ちの現金を減らすことなく気軽に投資を始められます。

 

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メリット③:SPUの対象になる

楽天証券のポイント投資(投資信託)のSPUの説明
(引用:楽天証券)

 

楽天ポイントコースを設定し、1P以上を利用してポイント投資をすると、楽天市場での買い物の還元率がアップするSPU(スーパーポイントアッププログラム)の対象になり、当月のポイント還元率が次のようにアップします。

 

■ポイント投資によるSPUの条件

 

  1. 当月合計30,000円以上を国内投資信託にポイント投資:+0.5倍(+0.5%)
  2. 当月合計30,000円以上を米国株式(円貨決済)にポイント投資:+0.5倍(+0.5%)

 

楽天証券と楽天銀行の口座を連携(=「マネーブリッジ」)する必要はありますが、上の2つの条件を達成することで、その月の楽天市場での買い物のポイント還元率が最大合計+1倍(+1%)にアップします。

 

ただし、2つ目の米国株式の条件は積立投資ではなく個別株投資なので、初心者にはやや難しいかもしれません。

 

そのため、SPUの還元率を上げたい人は無理せず、ポイント(最低1P以上)と現金を合わせて投資信託を30,000円分以上買うことで達成できる+0.5倍(+0.5%)を目指しましょう。

 

なお、ポイント投資によるSPUは新NISAも対象になるうえ、楽天キャッシュ(電子マネー)で投信積立額を決済する方法でもOKです。

 

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2.2. 楽天ポイントコースのデメリット

デメリット
(※写真はイメージです/PIXTA)

 

楽天ポイントコースのデメリット(注意点)を強いて挙げるとすれば、次の3つです。

 

 

それぞれ解説します。

デメリット①:ポイント投資(投資信託)で利用できるポイント数に上限がある

メリット②でお伝えしたように、楽天ポイントコースでは4つの金融商品にポイント投資ができます。

 

しかし、投資信託に限り、利用できるポイント数が楽天市場での会員ランクに応じて次のように決められています。

 

  ダイヤモンド会員以外 ダイヤモンド会員
積立注文の場合 3万ポイント/1日 50万ポイント/1日
スポット購入の場合 3万ポイント/1注文 50万ポイント/1注文
1ヵ月あたりの利用上限 10万ポイント 50万ポイント

 

ただし、表の左側の「ダイヤモンド会員以外」の場合でも、1日(1注文)で3万ポイント(3万円分)、1ヵ月で10万ポイント(10万円分)も利用できるので、あまり問題視する必要はありません。

デメリット②:ポイントの有効期限が「楽天証券ポイント」より短い

楽天ポイントコースで貯まる楽天ポイントには、有効期限によって「通常ポイント」と「期間限定ポイント」の2種類があります。

 

■「通常ポイント」と「期間限定ポイント」の有効期限の違い

 

  • 通常ポイント…最後にポイントを獲得した月を含めた1年間
  • 期間限定ポイント…ポイントを付与された翌月末まで

 

一方、後述する楽天証券コースで貯まる「楽天証券ポイント」の有効期限は最長2年で、「楽天ポイント」と比べて長くなっています。

 

しかし、楽天ポイントの「通常ポイント」は有効期間内に一度でも新たにポイントを獲得すれば期限が延長される上、「期間限定ポイント」はコンビニなどもカードの提示だけで使えるので、デメリットに感じる必要はありません。

デメリット③:SPUの条件が改悪される可能性もある

楽天ポイントコースはSPUの対象になるとお伝えしましたが、実は2022年4月に条件が次のように改悪されました。

 

■ポイント投資によるSPUの条件変更

 

【変更前】

  • 月1回500円以上のポイント投資(投資信託)で+1倍(%)

 

【変更後】

  • 当月合計30,000円以上のポイント投資(投資信託)で+0.5倍(+0.5%)
  • 当月合計30,000円以上のポイント投資(米国株式)で+0.5倍(+0.5%)

 

以前と同じ+1倍(+1%)を達成するには、2022年3月までは月500円の投資で済みました。しかし、2022年4月以降は投資信託と米国株式にそれぞれ1ヵ月30,000円以上を投資することが条件になり、ハードルが上がってしまいました(楽天ポイントの利用は1P以上で変わらず)。

 

ただし、このようなサービス変更は民間企業ならどこでもあり得ることです。そして、楽天グループの業績次第では、SPUの条件がまた変更になる可能性もあります。

 

資産運用の目的は、ポイントを1Pでも多く獲得することではありません。現在のサービスが今後もずっと続くとは限らないことを頭の片隅に入れておきましょう。

 

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3.「楽天証券ポイントコース」のメリット・デメリット

「楽天証券ポイントコース」のメリット・デメリット
(※写真はイメージです/PIXTA)

 

楽天ポイントコースの次は、「証券」が入った楽天証券ポイントコースの特徴を確認しましょう。

 

3.1. 楽天証券ポイントコースのメリット

楽天証券ポイントコースのメリット
(※写真はイメージです/PIXTA)

 

楽天証券ポイントコースのメリットは、次の2つです。

 

 

それぞれ簡単に解説します。

メリット①:投資信託の購入時に利用できるポイント数に上限がない

楽天証券ポイントコースでは、投資信託に限りポイント投資ができます。

 

利用ポイント数は、楽天ポイントコースでは上限がありましたが、楽天証券ポイントコースには上限がありません。

メリット②:JALのマイルに交換できる

楽天証券ポイントコースでは、貯まった楽天証券ポイントをJALのマイルに「35ポイント=10マイル」のレートで交換できます。

 

楽天ポイントコースではANAマイルに交換できますが、JALのマイルを貯めている人にとっては、楽天証券ポイントコースのほうがおすすめです。

 

 

3.2. 楽天証券ポイントコースのデメリット

楽天証券ポイントコースのデメリット
(※写真はイメージです/PIXTA)

 

楽天証券ポイントコースのデメリットも2つお伝えしておきます。

 

■「楽天証券ポイントコース」のデメリット

 

  1. SPUの対象ではなく、利用先は楽天証券のみ
  2. ポイント投資は投資信託に限られる

 

それぞれ簡単に解説します。

 

デメリット①:SPUの対象ではなく、利用先は楽天証券のみ

楽天証券ポイントコースでは「楽天証券ポイント」が貯まります。

 

楽天証券ポイントは楽天証券が発行しているポイントなので、一般的に知られている楽天ポイントとは異なります。

 

そのため、SPUの対象ではなく、楽天市場でのポイント還元率がアップするといったメリットはありません。

 

デメリット②:ポイント投資は投資信託に限られる

楽天証券ポイントでポイント投資ができるのは投資信託のみです。ただし、利用ポイント数に上限はありません。

 

ちなみに、楽天ポイントコースのメリット②でお伝えしたように、楽天ポイントコースでは4つの商品(投資信託・国内株式・米国株式・バイナリーオプション)にポイント投資ができます。

 

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4. 楽天証券における2つの「ポイントコース」の選び方…おすすめはどっち?

ポイント
(※写真はイメージです/PIXTA)

 

ここまで、楽天証券の2つのポイントコースの特徴を紹介してきました。

 

本章では、各コースはそれぞれどのような人におすすめか、選ぶときの判断の目安をお伝えします。

 

■「楽天ポイントコース」がおすすめの人

 

  • 楽天市場でのポイント還元率をアップしたい人
  • 投資信託のほかに、国内株式、米国株式へのポイント投資も検討している人
  • ANAマイルを貯めている人

 

■「楽天証券ポイントコース」がおすすめの人

 

  • ポイント投資は投資信託しか考えていない人
  • JALのマイルを貯めている人

 

ご覧のように、2つのコースの決定的な違いは交換先のマイルの種類くらいしかありません。楽天証券ポイントコースでできることは、ほとんど楽天ポイントコースでも対応しています。

 

そのため、楽天ポイントコースに設定しておけば、SPUで楽天ポイントが効率よく貯まるうえ、楽天証券ポイントコースでは対応していない国内株式、米国株式、バイナリーオプションにもポイント投資ができます。

 

「どうしてもJALのマイルを貯めたい」という方ではない限り、楽天ポイントコースに設定しておきましょう。

 

5. 楽天証券のポイントコースを変更・利用設定する方法

楽天証券のポイントコースを変更・利用設定する方法
(※写真はイメージです/PIXTA)

 

楽天証券の口座開設時は、「楽天証券ポイントコース」に設定されています。これは、楽天証券が発行するポイントが「楽天証券ポイント」だからだと考えられます。

 

しかし、多くの人におすすめなのは「楽天ポイントコース」のほうなので、ここでは、「楽天証券ポイントコース」から「楽天ポイントコース」に変更する方法を紹介します。

 

なお、PCでの操作方法の画像を載せていますが、大まかな流れはスマホでも同じです。

 

 

順番に解説します。

STEP1:ログインして「ポイント設定・SPU」に進む

楽天証券にログインしたら、右上の「マイメニュー」>「お客様情報の設定・変更」内の「ポイント設定・SPU」をクリックします。

 

STEP2:「楽天ポイントコース設定へ」に進む

画面の下のほうの「SPU達成状況」で「ポイントコース設定」が未設定になっていることを確認したら、「楽天ポイントコース設定へ」をクリックします。

 

STEP2:「楽天ポイントコース設定へ」に進む
(引用:楽天証券)

 

STEP3:同意書を確認する

同意書が表示されるので、一読します。ざっくり言うと、「楽天証券での個人情報を、楽天グループに共有します」という内容です。

 

STEP3:同意書を確認する
(引用:楽天証券)

 

OKであれば、「記書面の内容を読み、同意します」にチェックを入れて、「次に進む」をクリックします。

 

STEP4:楽天会員のログイン情報を入力する

楽天会員のログイン画面が表示されるので、ユーザーIDとパスワードを入力しましょう。楽天証券のログイン情報ではなく、楽天市場を利用するときのユーザーIDとパスワードです。

 

STEP4:楽天会員のログイン情報を入力する
(引用:楽天証券)

 

楽天の会員ではない人は、「楽天会員登録(無料)」から行いましょう。

 

STEP5:注意事項を読んで同意する

注意事項が表示されたら一読して、「同意する」をクリックしてください。

 

STEP5:注意事項を読んで同意する
(引用:楽天証券)

 

STEP6:楽天証券の取引暗証番号を入力する

「楽天ポイント利用(確認)」の画面で変更内容を確認したら、楽天証券の取引暗証番号を入力して、「変更」をクリックします。

 

STEP6:楽天証券の取引暗証番号を入力する
(引用:楽天証券)

 

STEP7:変更完了

「ご本人口座と確認できました。楽天ポイントが利用できるようになりました」と表示されたら、楽天証券ポイントコースから楽天ポイントコースへの変更が完了しました。

 

STEP7:変更完了
(引用:楽天証券)

 

なお、コース変更は即時に反映されます。

 

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6.「楽天証券ポイント」を「楽天ポイント」に交換する方法

「楽天証券ポイント」を「楽天ポイント」に交換する方法
(※写真はイメージです/PIXTA)

 

初期設定では「楽天証券ポイントコース」になっているので、知らずのうちに「楽天証券ポイント」のほうを貯めてしまった人もいるかもしれません。

 

「楽天証券ポイント」はポイント投資(投資信託)に利用できますが、「楽天ポイント」に1:1の割合で交換できるので、楽天市場やコンビニで利用したい方は、これから紹介する方法を参考にして交換してみてください。

 

流れは次のとおりです。

 

■「楽天証券ポイント」を「楽天ポイント」に交換する方法

 

  1. ログインして「ポイント設定・SPU」に進む
  2. 楽天ポイントの「交換」ボタンをクリック
  3. 交換するポイント数を入力して「確認」

 

順番に解説します。

 

STEP1:ログインして「ポイント設定・SPU」に進む

楽天証券にログイン後、右上の「マイメニュー」>「お客様情報の設定・変更」内の「ポイント設定・SPU」をクリックします。

 

 

STEP2:楽天ポイントの「交換」ボタンをクリック

メニューの「ポイント交換」をクリックします。そして、「楽天証券ポイントからの交換」で楽天ポイントの「交換」ボタンをクリックします。

 

STEP2:楽天ポイントの「交換」ボタンをクリック
(引用:楽天証券)

 

 

STEP3:交換するポイント数を入力して「確認」へ

「楽天ポイントへ交換/受付」の画面で、交換する楽天証券ポイントの数を入力します。

 

そして、その下に書かれている「楽天証券での個人情報を楽天株式会社(楽天PointClub)に共有する」旨の一文に同意したら、チェックを入れて「確認」に進んでください。

 

STEP3:交換するポイント数を入力して「確認」へ
(引用:楽天証券)

 

■補足

「楽天ポイント口座番号」がわからない方は、「楽天ポイント口座番号を知りたい」を参考にしてください。

 

7. よくある質問

楽天証券のポイントコースに関するQ&A
(※写真はイメージです/PIXTA)

 

最後に、楽天証券のポイントコースに関するよくある質問に3つ回答します。

Q1.「楽天ポイントコース」への変更・設定ができない場合の対処方法は?

楽天ポイントの口座番号の登録でエラーが表示される場合は、楽天証券の登録内容と楽天会員の登録内容が異なっている可能性があります。次の3項目の登録内容が一致しているかをご確認ください。

 

  • 氏名(フリガナ)
  • 生年月日
  • メールアドレスもしくは郵便番号

 

Q2.「楽天証券ポイントコース」で新NISAで楽天証券ポイントは使えますか?

楽天証券の新NISA口座でも、「楽天証券ポイントコース」で楽天証券ポイントを投資信託の購入代金の全部または一部に利用できます。

 

ただし、「楽天ポイントコース」とは違ってSPUの対象にはなりません。

 

Q3.「楽天証券ポイントコース」で楽天キャッシュを利用して投信積立はできますか?

できません。楽天キャッシュ決済で投資信託の積み立てができるのは「楽天ポイントコース」だけです。

 

8. まとめ

楽天証券のポイントコースのまとめ
(※写真はイメージです/PIXTA)

 

この記事では、「楽天ポイントコース」と「楽天証券ポイントコース」の違いを中心に説明し、楽天ポイントコースのほうがおすすめの理由を解説しました。

 

最後に、冒頭で紹介した比較表を改めて載せておきます。整理にお役立てください。

 

■「楽天ポイントコース」と「楽天証券ポイントコース」の違い

項目 楽天ポイントコース 楽天証券
ポイントコース
貯まるポイント 楽天ポイント 楽天証券ポイント
ポイント発行元 楽天PointClub
(楽天株式会社)
楽天証券
ポイント
の利用先

・楽天証券を含む楽天経済圏

・楽天ポイントカードの加盟店

楽天証券

ポイント投資
の対象商品

・投資信託

・国内株式(現物取引)

・米国株式

・バイナリーオプション

投資信託のみ

ポイント投資
の利用上限
あり なし
ポイント
の交換先

・楽天Edy

・ANAマイル
(2ポイントごとに1マイル)

・楽天ポイント

・JALのマイル
(35ポイントごとに10マイル)

SPU 対象 対象外
ポイント
の有効期限

・通常ポイント
→ポイント獲得ごとに1年延長

・期間限定ポイント
→ポイント付与月の翌月末

最長2年

 

紛らわしいですが、「証券」が入っている「楽天証券ポイントコース」は楽天証券でしか使えないと覚えましょう。

 

そして、普通の「楽天ポイントコース」であれば、よく知られている楽天ポイントが貯まり、楽天グループが提供する様々なサービスで利用することができるのでおすすめです。

 

楽天ポイントを上手に貯めて投資に回せるお金を増やし、楽天証券で将来に備えて資産形成に取り組みましょう。

 

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