12月18日の日経平均株価は、下落してスタート。前場には一時前日比プラス圏に浮上する場面もみられましたが、翌日のFOMC結果や日銀金融政策決定会合を控えて、ファーストリテイリング〈9983〉やソフトバンクグループ〈9984〉などの値がさ株を中心に、ポジション調整の売りが優勢となりました。指数は前日比282.97円安の39,081.71円で取引を終えています。もっとも、この日の日本経済新聞朝刊で報道された「日産とホンダの経営統合」が「自動車業界再編」の思惑買いを呼び込み、三菱自やマツダ、トヨタ、日野自などにも物色の動きがみられました。同業種日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がりが78銘柄、値下がりが144銘柄、変わらずが3銘柄。
日経平均株価の寄与度下位は、ファーストリテイリング〈9983〉、ソフトバンクグループ〈9984〉、リクルートホールディングス〈6098〉、中外製薬〈4519〉、ソニー〈6758〉となり日経平均を押し下げた一方、寄与度上位は、アドバンテスト〈6857〉、ディスコ〈6146〉、第一三共〈4568〉、トヨタ自動車〈7203〉、荏原製作所〈6361〉となりました。
また、東証プライム市場の売買高は21億1,000万株となり前日と比べて増加した一方、売買代金は4兆1,248.29億円となり、前日と比べて減少。
業種別では、輸送用機器械、電気・ガス業、その他金融業、証券業、鉱業などが上昇した一方、その他製品、サービス業、情報・通信、小売業、水産・農林業などが下落しました。
東証プライム市場の個別銘柄の値上がり上位は、1位が日産自動車〈7201〉で+80円(+23.70%)の417.6円、2位が三菱自動車工業〈7211〉で+80円(+19.65%)の487.2円、3位がサンリオ〈8136〉で+385円(+8.29%)の5,031円となりました。
一方、値下がり下位は、1位が東洋証券〈8614〉で-46円(-7.58%)の561円、2位がセレス〈3696〉で-200円(-5.65%)の3,340円、3位がアドバンスクリエイト〈8798〉で-27円(-5.39%)の474円で取引を終えました。
なお、年初来高値を更新したのは26銘柄、年初来安値を更新したのは47銘柄でした。
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