「怒りをやり過ごす手段」を持つ
あまりにも同じミスが繰り返されていると、相手が問題行動を起こした瞬間に、感情的な気持ちがこみ上げてくることもあるものです。そんなときには、6秒やり過ごすことがおすすめです。6秒やり過ごすことが難しい場合は、たとえば持っているペンなどをただ見つめたり、相手のいない方向を見て、意識を一瞬ほかに向けてみましょう。
カチンときたときに絶対にやってはいけないことは、暴言を吐くこと。たとえば、わたしの場合は、6秒たったあとに理性が働いてきたところで、「ちょっといいですか?」という言葉を言うようにしています。とっさにとんでもない言葉を言ってしまわないように、相手が何かしてしまったときに返す言葉を、あらかじめ用意しておくといいでしょう。
そのあとに、「これはやってはいけないよ」「これは見直さないといけないよ」「どうしてこうなったのか教えてくれない?」と、相手のしたことに対しての話を続ければ、流れが変わるかもしれません。
相手のミスが発覚したとき、その場に居続けるのではなく、トイレに行くことやコーヒーを淹れに行ったりして、一回リセットするために、わざとその場を離れるようにするのも効果的です。その場に居続けて説教のようなことを言ってしまわないように、強制的にでも離れるようにしましょう。
あまりにもミスを繰り返す人を相手にする場合、ときには怒鳴りたくなるくらい感情がわき立つことがあるはずです。これからも続くものととらえて、怒りをそのままぶつけなくて済む対策を考えておきたいですね。
戸田 久実
アドット・コミュニケーション株式会社代表取締役
一般社団法人日本アンガーマネジメント協会代表理事
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