利下げ局面は米国地方債の投資収益の追い風
注目された9月18日の米連邦公開市場委員会(FOMC)では、市場予想を上回る0.5%の大幅利下げによる金融緩和への転換が決定されました。FOMC参加者の政策金利予想では、2026年末までに中立金利である3%近辺まで利下げが進められる見通しが示されました(図3)。
FRBの利下げ局面入りは米国地方債の投資収益にとっては追い風の市場環境になると考えられます。
過去の米国の利下げ局面での米国地方債のパフォーマンスを検証してみると、利下げ開始から24ヵ月後の米国地方債のトータルリターンは平均19.5%の上昇となる傾向がみられました。米国地方債の相対的な利回りの高さを背景にしたインカム(利息)収入に加えて、利下げ局面での緩やかな金利低下(債券価格上昇)がトータルリターンの改善に寄与する要因になりました(図4)。
和泉 祐一
フランクリン・テンプルトン・ジャパン株式会社
シニア リサーチアナリスト
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