些細なミスも決して許されない過酷な環境下で
24時間365日患者に寄り添い直接的なケアを提供する看護職は、そもそも医療従事者のなかで最も、インシデントを起こしやすい環境にあるといえます。
安全衛生関連でよく知られているキーワードに「ハインリッヒの法則」というものがあります。これは米国の損害保険会社の安全技師ハインリッヒが提唱したもので、1つの重大な事故の背景には29件の軽微な事故が存在し、さらにその背後には300件の負傷を伴わない事故がある、という内容です。
このうちの300件の負傷を伴わない事故が、いわゆるヒヤリハットに該当しますが、これを見過ごしていると重大な医療事故につながる恐れがあることから、看護現場ではささいと思われるようなミスも厳しくチェックされるのです。これは患者の安全を守るために重要なことではありますが、看護師においては常に気が抜けず、ストレスや疲労を増大させます。それが身体・精神状態を悪化させ、ミスが生じてしまうという悪循環を招いているのです。
青柳 智和
医学博士
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