新車購入時のディーラー対応「ユーザー満足度1位」は?最新ランキング発表【2024年日本自動車セールス顧客満足度調査】

「J.D. パワー2024年日本自動車セールス顧客満足度調査 ℠」より

新車購入時のディーラー対応「ユーザー満足度1位」は?最新ランキング発表【2024年日本自動車セールス顧客満足度調査】
(※写真はイメージです/PIXTA)

米国を本拠とする国際的なマーケティングリサーチカンパニー、J.D. パワー(ジェイ・ディー・パワー)より、J.D. パワー2024年日本自動車セールス顧客満足度調査℠の結果が発表されました。自動車を購入する際の判断基準となる要因はさまざまで、例えば車種機能が実感できる乗車体験などのサービスも総合的な顧客満足度に影響を与えていることがわかりました。満足度ランキングの結果と共に詳細を見ていきましょう。

ラグジュアリーブランドではBMW、マスマーケット国産ブランドではマツダが第1位

CS(顧客満足度)に関する調査・コンサルティングの国際的な専門機関である株式会社J.D. パワー ジャパン(本社:東京都港区、代表取締役社長:山本浩二、略称:J.D. パワー)は、今年で23回目の実施となる、J.D. パワー 2024年日本自動車セールス顧客満足度(Japan Sales Satisfaction Index、略称SSI)調査℠の調査結果を発表した。

 

2024年のスコアの概要

・総合満足度の調査平均スコアは前年から変わらず、720ポイント(1,000ポイント満点)となった。

 

・ファクター別の調査平均スコアでは、「店舗施設・サポート」が730ポイント、「契約手続き」が728ポイント、「商談」が715ポイント、「納車」が709ポイントとなった。


・セグメント別の総合満足度スコアは、ラグジュアリーブランド平均が776ポイント、マスマーケット国産ブランド平均が715ポイントとなった。

 

HEV、PHEVの購入検討者*が増加、EVは停滞気味

現在の市場には、従来のガソリン車/ディーゼル車(ICE)を始めとして、ハイブリッド車(HEV)、プラグインハイブリッド車(PHEV)、電気自動車(EV)など、様々なエンジンタイプの車が販売されている。昨今注目されてきたEVの分野にも軽自動車が登場し、消費者にとってエンジンタイプの選択肢は、以前より確実に広がりを見せている。

 

本調査では、新車購入時に検討したエンジンタイプとして、HEVの検討率が初めてガソリン車を上回った。HEVの検討率は前年の57%から60%に増加したが、ガソリン車は62%から57%へと低下した。

 

HEVは20世紀の終わりに量産化されて以来四半世紀を経て、今やガソリン車に代わり、消費者が新車として最も検討しているエンジンタイプとなった。また、PHEVの検討率も全体の1割強ではあるものの、前年の11%から14%に増加している。

 

一方、EVの検討率は10%と前年から伸びはみられなかった。EVの需要は一旦落ち着きをみせており、HEVやPHEVが今まで以上に脚光を浴びてきている傾向がうかがえる。

 

* HEV、PHEVの購入検討者には、ガソリンやその他のエンジンタイプを同時に検討した人を含む

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