ラグジュアリーブランドではBMW、マスマーケット国産ブランドではマツダが第1位
CS(顧客満足度)に関する調査・コンサルティングの国際的な専門機関である株式会社J.D. パワー ジャパン(本社:東京都港区、代表取締役社長:山本浩二、略称:J.D. パワー)は、今年で23回目の実施となる、J.D. パワー 2024年日本自動車セールス顧客満足度(Japan Sales Satisfaction Index、略称SSI)調査℠の調査結果を発表した。
2024年のスコアの概要
・総合満足度の調査平均スコアは前年から変わらず、720ポイント(1,000ポイント満点)となった。
・ファクター別の調査平均スコアでは、「店舗施設・サポート」が730ポイント、「契約手続き」が728ポイント、「商談」が715ポイント、「納車」が709ポイントとなった。
・セグメント別の総合満足度スコアは、ラグジュアリーブランド平均が776ポイント、マスマーケット国産ブランド平均が715ポイントとなった。
HEV、PHEVの購入検討者*が増加、EVは停滞気味
現在の市場には、従来のガソリン車/ディーゼル車(ICE)を始めとして、ハイブリッド車(HEV)、プラグインハイブリッド車(PHEV)、電気自動車(EV)など、様々なエンジンタイプの車が販売されている。昨今注目されてきたEVの分野にも軽自動車が登場し、消費者にとってエンジンタイプの選択肢は、以前より確実に広がりを見せている。
本調査では、新車購入時に検討したエンジンタイプとして、HEVの検討率が初めてガソリン車を上回った。HEVの検討率は前年の57%から60%に増加したが、ガソリン車は62%から57%へと低下した。
HEVは20世紀の終わりに量産化されて以来四半世紀を経て、今やガソリン車に代わり、消費者が新車として最も検討しているエンジンタイプとなった。また、PHEVの検討率も全体の1割強ではあるものの、前年の11%から14%に増加している。
一方、EVの検討率は10%と前年から伸びはみられなかった。EVの需要は一旦落ち着きをみせており、HEVやPHEVが今まで以上に脚光を浴びてきている傾向がうかがえる。
* HEV、PHEVの購入検討者には、ガソリンやその他のエンジンタイプを同時に検討した人を含む