新車購入時のディーラー対応「ユーザー満足度1位」は?最新ランキング発表【2024年日本自動車セールス顧客満足度調査】

「J.D. パワー2024年日本自動車セールス顧客満足度調査 ℠」より

新車購入時のディーラー対応「ユーザー満足度1位」は?最新ランキング発表【2024年日本自動車セールス顧客満足度調査】
(※写真はイメージです/PIXTA)

米国を本拠とする国際的なマーケティングリサーチカンパニー、J.D. パワー(ジェイ・ディー・パワー)より、J.D. パワー2024年日本自動車セールス顧客満足度調査℠の結果が発表されました。自動車を購入する際の判断基準となる要因はさまざまで、例えば車種機能が実感できる乗車体験などのサービスも総合的な顧客満足度に影響を与えていることがわかりました。満足度ランキングの結果と共に詳細を見ていきましょう。

HEV、PHEVの購入検討者が参考にした情報、デジタル媒体と実車体験に高い割合

HEV、PHEV検討者の情報収集には特徴がみられた。購入検討時の参考情報として、「購入した車メーカー/販売店のウェブサイト」、「購入した車メーカー/販売店のSNS」、「インターネットのニュースサイト/情報サイト」といったデジタル情報を参考にした割合が、ガソリン車検討者よりも高かった。

 

特に、「購入した車メーカー/販売店のSNS」を参考にした割合は、HEV検討者で前年の8%から13%、PHEV検討者では12%から17%とそれぞれ5ポイント増加しており、メーカーや販売店が発信するSNS情報の活用が進んでいる。従来のカタログ・パンフレットといった紙媒体だけではなく、デジタル情報の発信を強化していくことは、車メーカーや販売店にとって今後のひとつの鍵になっていくと考えられる。

 

また、HEV、PHEV検討者は、「販売店の展示車/試乗車」を参考にした割合も高かった。ガソリン車の検討者では39%に対し、HEV検討者では+4ポイントの43%、PHEV検討者では+8ポイントの47%であった。デジタル情報を効果的に活用しつつ、実車を確認することの重要性も浮き彫りになっていることがわかる。

 

試乗時の搭載技術や機能の体感は車の魅力訴求に有効

本調査では、商談時の試乗中にどのような体感をしたかについても聴取している。試乗中の体感について、“そう思う”と回答した割合が高い項目として、「運転時の車の大きさ・サイズ感が確認できた」(46%)、「走行性能が確認できた」(36%)が挙げられた。

 

商談における満足度との関係をみると、「車の機能/搭載技術がわかった」を“そう思う”と回答した場合の評価は837ポイントとなり、「運転時の車の大きさ・サイズ感が確認できた」(807ポイント)や「走行性能が確認できた」(827ポイント)場合よりも高かった。

 

現状の試乗体験では、車のサイズ感や走行性能に関わる確認が主になされている。その一方で、先進技術の普及が進み、高度な機能を搭載する車も増えている中では、具体的な機能とその利便性を体感できるよう試乗内容の一層の充実が有効といえる。

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