今回は、不動産投資で「本当の資産家」になるための注意点を見ていきます。※本連載は、株式会社OKAMURA代表取締役、岡村恭資氏の著書『なりたい人だけが資産家になれる―やれば儲かる不動産の取得と売却方法教えます』(風詠社)の中から一部を抜粋し、投資用不動産の取得と売却について実践的な方法を紹介していきます。

「日本の税制」は税務署職員でさえ理解していない!?

さて、この本では不動産投資で利益を上げることができるのに、お金の使い方が間違っていると不動産を手放して納税することになることがないように本当の資産家になるまでの注意点も織り交ぜてお話しします。

 

控除についても自分で記載しない限りは自動的に控除されるようなサービスは忙しくて実施できないのです。すべて自己責任で節税してください。

 

日本の税制は税務署職員でさえよく理解していません。それは毎年、毎年、足したり引いたりしているために、どんどん複雑になっているということです。私も以前、そのような関係で毎年のように条例が付け加えられる法律を苦々しく思っていました。

 

それから、不動産投資には不動産関連の資格は何もいりませんが、購入するにあたって素早い判断ができるように様々に物件で購入の試案をしてみましょう。

 

毎月の利子支払いについてはシャープから金融計算機「EL-K622」が発売されています。これを使って利益の計算をしてみましょう。このコンパクトな計算機は、一般的な複利計算、積立預金計算、外貨預金計算、ローン計算に関してのシミュレーション計算等ができる優れモノで、銀行をはじめ、多くの金融関係者、不動産業者が使用しています。

「投資家」はお金を使って世界に貢献している

ひとつ言えることは、残念なことですが、証券や為替の方が一般的にリスク高にもかかわらず、熱心に宣伝される傾向にあるということです。広告しなければ人が寄り付かないのは、それだけリスクが高いということです。銀行の担当者にもノルマがあり、なんとか達成したい一心で損をさせるかもしれないものも勧めてきます。これは良くてこれはダメという線を引いておくことをお勧めします。

 

その点、不動産投資はおいしい広告は打てません。業法で厳しく制限されているからです。唯一、自浄能力がある業界かもしれません。ことわざに「実るほど頭をたれる稲穂かな」というのがあり、「金持ち喧嘩せず」というのもあります。これが実践できる人とできない人の差は生まれ育ちということが言われているとおりです。

 

但し、徐々にそのようになる人もいますが、どんなにお金を持っていても卑しい人はいます。お金は自分を愛してくれる人のところにしか行きたいとは思わないのです。投資家はお金を使用して、世界に貢献しているという強い自負をもっていいと思います。少なくとも一般の方より多くの税金を国家に納めて社会貢献をしているのですから、褒められることはあっても非難されることはありません。

 

そんなあなたには必ず、お金が集まってきます。この本の中で書いているようにしていけばお金は自然とあなたの口座に集まってきます。

 

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本連載は、2016年7月9日刊行の書籍『なりたい人だけが資産家になれる―やれば儲かる不動産の取得と売却方法教えます』から抜粋したものです。その後の税制改正等、最新の内容には対応していない可能性もございますので、あらかじめご了承ください。

なりたい人だけが資産家になれる―やれば儲かる不動産の取得と売却方法教えます

なりたい人だけが資産家になれる―やれば儲かる不動産の取得と売却方法教えます

岡村 恭資

風詠社

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