6月21日の日経平均株価は、売買材料が乏しいなかで、週末ということもあり方向感に書く展開となりました。日銀の金融政策正常化をめぐる思惑や米景気への懸念、欧州政治リスクなどリスクが好まれにくい環境のなか、信越化学工業〈4063〉やアドバンテスト〈6857〉といったグロース株の一角が売られました。こうしたなか、日経平均株価は前日比36.55円安の38,596.47円で取引を終えています。日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がりが115銘柄、値下がりが108銘柄、変わらずが2銘柄。
日経平均株価の寄与度下位は、ソフトバンクグループ〈9984〉、TDK〈6762〉、信越化学工業〈4063〉、アドバンテスト〈6857〉、日東電工〈6988〉となり日経平均を押し下げた一方、寄与度上位は、ファーストリテイリング〈9983〉、ディスコ〈6146〉、NTTデータ〈9613〉、大塚ホールディングス〈4578〉、アステラス製薬〈4503〉となりました。
また、東証プライム市場の売買高は20億4,400万株、売買代金は5兆2,859.07億円となり、前日と比べて増加。
業種別では、海運業、保険業、陸運業、パルプ・紙、証券業などが上昇した一方、倉庫・運輸関連業、電気・ガス業、不動産業、ガラス・土石製品、電気機器などが下落しました。
東証プライム市場の個別銘柄の値上がり上位は、1位がサイボウズ〈4776〉で+306円(+17.05%)の2,101円、2位がユニチカ〈3103〉で+29円(+10.25%)の312円、3位が富士急行〈9010〉で+246円(+8.76%)の3,055円となりました。
一方、値下がり下位は、1位がOrchestra Holdings〈6533〉で-97円(-7.40%)の1,213円、2位がワイエイシイホールディングス〈6298〉で-166円(-6.34%)の2,452円、3位がローツェ〈6323〉で-2,000円(-6.29%)の29,800円で取引を終えました。
なお、年初来高値を更新したのは88銘柄、年初来安値を更新したのは14銘柄でした。
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