6月20日の日経平均株価は、前日の米国株市場は休場であったものの、欧州の政治不安を背景に独、仏の主要株価指数が下落していたこともあり、朝方から下落してスタート。一時は300円超の下げ幅となりました。しかし、午後に入り米ナスダック100指数先物が上昇すると、日経平均株価も上昇に転じ、前日比62.26円高の「38,633.02円」で取引を終えています。もっとも、売買代金は今年最低を記録するなど、手掛かり材料に乏しいなかで国内株式市場は閑散相場でした。日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がりが82銘柄、値下がりが141銘柄、変わらずが2銘柄。
日経平均株価の寄与度上位は、アドバンテスト〈6857〉、TDK〈6762〉、東京エレクトロン〈8035〉、信越化学工業〈4063〉、第一三共〈4568〉となり日経平均を押し上げた一方、寄与度下位は、ファーストリテイリング〈9983〉、ファナック〈6954〉、ニデック〈6594〉、トヨタ自動車〈7203〉、本田技研工業〈7267〉となりました。
また、東証プライム市場の売買高は13億1,000万株、売買代金は3兆1,756.07億円となり、前日と比べて減少。売買代金は今年最低となりました。
業種別では、空運業、鉱業、医薬品、繊維製品、倉庫・運輸関連業などが上昇した一方、海運業、証券業、不動産業、食料品、銀行業などが下落しました。
東証プライム市場の個別銘柄の値上がり上位は、1位がニッコンホールディングス〈9072〉で+374円(+12.15%)の3,452円、2位がサンケン電気〈6707〉で+739円(+11.34%)の7,253円、3位が藤田観光〈9722〉で+800円(+9.88%)の8,900円となりました。
一方、値下がり下位は、1位がドリームインキュベータ〈4310〉で-195円(-8.71%)の2,044円、2位がFPパートナー〈7388〉で-178円(-6.83%)の2,427円、3位がコーセル〈6905〉で-93円(-6.81%)の1,273円で取引を終えました。
なお、年初来高値を更新したのは87銘柄、年初来安値を更新したのは42銘柄でした。
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