ワーホリに「まったく行きたくない」人こそ参加すべきワケ
「実家もちゃんとあって、家族ともしっかりコミュニケーションが取れていて、十分過ぎるくらいに幸せだったんです。幸せ過ぎて、つらかったんですよ。漠然とした何もない人生っていうのも、案外しんどいんです。なんとなく先が見えているほうが、無我夢中で生きられなくなったりする。それは、つらいんです」
だが、思い切って一歩、大きく踏み出したら、すべては未知になった。
慣れない言葉を使い、必死に生きるしかなくなった。目の前のことを、それこそ無我夢中で一生懸命やるしかなくなった。
「ワーホリに行くと決めた時点で、準備やら何やら大変なことがたくさんありましたけど、『この先、どうするの?』がなくなったんです。『今はわからない。帰ってから考える』と言えるようになった。これ、とってもラクだったんです」
だから、鈴木さんは言う。ワーホリになんて行きたいともまったく思わない人にこそ、来てみてほしい、と。
「日本を出ることができたという事実だけでも、とても大事なことだと思うので」
1年経って、どんな思いを持っているか。その瞬間の気持ちを大事にしようと思っている。
上阪 徹
ブックライター
※本記事は『安いニッポンからワーホリ!最低自給2000円の国で夢を見つけた若者たち』(東洋経済新報社)の一部を抜粋し、THE GOLD ONLINE編集部が本文を一部改変しております。
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