30歳女性、同じことを繰り返す日々に「何のために生きているのか」…オーストラリアでのワーホリで手に入れた「毎日が新鮮な生活」

30歳女性、同じことを繰り返す日々に「何のために生きているのか」…オーストラリアでのワーホリで手に入れた「毎日が新鮮な生活」

代わり映えのしない毎日から抜け出し、海外でワーホリにチャレンジしたい…そんな希望を持つ若者が増えています。実際にワーホリに行った人は、どんなきっかけで決断し、どのような生活をしているのでしょうか。本記事では、『安いニッポンからワーホリ!最低時給2000円の国で夢を見つけた若者たち』(東洋経済新報社)より、オーストラリアへワーホリに行って1カ月の女性(取材当時)に著者の上阪氏が行ったインタビューを、一部抜粋してご紹介します。

ワーホリを決断したことで人生が一気に変わった

東京からワーホリに来て1か月ちょっと経った、という女性の声をご紹介したい。村上真優さん(30歳)。広告代理店で営業事務の仕事をしていたという彼女は、半年ほど前にワーホリに行く決断をしたことで、人生が一気に転換を始めた。

 

「もともと海外に行きたい、という気持ちは持っていたんですが、仕事もあるし、大きな決断になるので踏み切れませんでした」

 

そんな折、大きなきっかけが2つあった。一つは家族で沖縄旅行に行ったこと。ほんの近くの海で、美しい熱帯魚と一緒に泳げたことに衝撃を受けた。

 

「毎日、東京で満員電車に耐えながら職場に通ったり、新型コロナになってからはリモートワークでしたが、毎日同じ時間に起き、同じ仕事をし、同じ時間に終える日々の繰り返し。自分はなんのために生きているんだろうと思って。沖縄に行ったとき、本当はもっと他の知らない世界があるんじゃないか、違う人生があるんじゃないかと思ったんです」

 

折しも会社でリモートワークが急に廃止になった。確たる理由はなかった。出社しなければいけない理由もなかった。

 

「これで切れてしまったんです。もうこんな仕事しなくていいんじゃないか、と。それよりも、したいことをしてみよう、と」

 

思い立ったのが、ワーホリだった。留学エージェントを探し、実は年齢制限がギリギリだったことを知った。不安だったのは、英語。独学で学ぼうとユーチューブを見たり、インスタグラムで英語の情報を発信してくれている人をフォローしたりした。

 

そして違う文化を持つ外国人の話をもっと聞いてみたい、と思い切って登録してみたのが、マッチングアプリ。出会ったノルウェー人の男性と、あっという間に恋に落ちる。

 

「生まれはノルウェーなんですが、子どもの頃にアメリカに引っ越してアメリカで育っているので、英語はネイティブ。私は幼児レベルの英語だったんですが、彼と会話をしなければいけなかったことで、どんどん英会話の力が上がっていったんです」

 

ワーホリに行く決断をしたことで、なんとネイティブの外国人の彼氏ができてしまったのだ。しかも、英語も学ぶことができ、シドニーの語学学校に入ったときには、学校が設定していた5段階レベルのうちの上から2番目のクラスでスタートすることになった。

 

「ワーホリに行くつもりでしたから、恋人を日本でつくってもしょうがないと思っていたんですが、彼も年齢的にワーホリに間に合ったんです。それで一緒に来ることになって。というか、私が来て、と言ったのもあるんですけども(笑)」

 

今はシドニーで一緒に暮らしながら、ワーホリ生活を送っている。一緒に暮らす相手が日本人ではないので、暮らしそのものが英語の勉強だそうだ。

 

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※本連載は、上阪徹氏の著書『安いニッポンからワーホリ!最低時給2000円の国で夢を見つけた若者たち』(東洋経済新報社)より一部を抜粋・再編集したものです。

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