負けている「負」動産を“勝てる”不動産に変えることができる「リフォーム投資」は、不動産投資を成功させるために有益な手段の1つといえます。しかし、実際のところ、不動産営業マンの口車に乗せられ、粗悪な物件に手を出している投資家も多いといいます。リフォーム投資のプロである株式会社ピカいちの代表取締役・柳田将禎氏が、不動産投資で営業マンに翻弄されないために大切な考え方・意識について、わかりやすく指南します。
不動産業者は「不動産を売る」プロにすぎない
ここ数年不動産投資の失敗談を耳にする機会が増えました。典型的なのは、不動産業者に言われるがまま物件を購入した人たちです。
営業マン個人の人柄はとてもよく、話もしやすく信頼ができる。でも、紹介してもらう物件はまったく儲からないケースは珍しくありません。
これは営業マンに知識がなく、自分が粗悪な物件を売っていることすら自覚していないパターンが見受けられます。
「自分のお金を使わずに買えますよ」「銀行が認めてくれた物件ですから、それを信用しましょうよ」などと熱意をもって説明しているのですが、おそらく営業マン本人は悪気がないと推測します。
巧妙な営業トークに騙され、儲からない物件を掴まされるケースも多い
しかし、その会社の経営者や上司は実態を把握したうえで、新入社員の営業マンに指導を行っているわけです。とくに新築ワンルームを扱っている業者はその傾向が強いように感じます。
ファイナンシャルプランナーから「サラリーマンにはどれだけの老後資金が必要か」を学び、主に税金面や年金問題などを切り口に、説得力がある口調でサラリーマンだけでなく、医師や公務員、中小企業の経営者を中心に営業をしています。
結局のところ、当の営業マンたちは不動産や不動産投資のプロではなく、あくまで「不動産を売ること」のプロなわけです。
もちろん、不動産業者のすべてが詐欺まがいの行いをしているわけではありません。しかし、巧妙な営業トークに翻弄され、儲からない物件をつかまされた人たちも多いのが実情です。
そして、さらに専門用語でいう「正常性バイアス」(集団心理)自分だけは大丈夫だろうと考える心理がかかってしまった非常に問題のある状況です。
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株式会社ピカいち
代表取締役
神奈川県生まれ。専門学校に在学中、自分の堕落した生活に終止符を打つ決断をする。翌年の春陸上自衛隊に入隊。2年間を自衛隊で過ごし、その翌年オーストラリアに渡り1年間語学とサーフィンに熱中し、翌年帰国。オーストラリアではハウスクリーニングで生計を立てる。その後、英会話学校マネージャーをしながら、競売物件を購入して不動産投資を開始。ボロボロ物件を再生、高利回り物件に仕上げる手法で次の物件を買い増やす。その後、内装・塗装工事・戸建住宅リフォームなどの修行をして、ピカいちを設立する。
現在68棟650世帯、物件総額33億円以上を満室表面利回り約18%以上で稼働させている(法人・個人名義を合算。2021年2月現在)。リフォーム実績は累計9567世帯。
「勝てる! 不動産投資コンプリートガイド」(柳田武道著・幻冬舎刊)、「空き家は使える! 戸建て賃貸テッパン投資法」(サーファー薬剤師著・技術評論社刊)で紹介される。
現在千葉テレビでCM放映中。千葉テレビ『ビジネスフラッシュ』でも弊社が紹介された。
著者プロフィール詳細
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連載ボロボロ物件を再生して高利回り物件に仕上げる手法で、数々の不動産投資を成功させてきた「株式会社ピカいち」代表取締役、柳田 将禎氏が解説する、自己資金ゼロのリフォーム投資術