負けている「負」動産を“勝てる”不動産に変えることができる「リフォーム」。自己資金ゼロで行う「リフォーム投資」は、不動産投資を成功させるために有益な手段の1つといえます。リフォーム投資のプロである株式会社ピカいちの代表取締役・柳田将禎氏が、不動産投資を始める際に必要な考え方・意識について、わかりやすく指南します。
日本全国で、不動産投資に失敗するケースが増えている
ここ数年、不動産投資は一般のサラリーマンの関心を集め、実際に投資をはじめる人が増えました。不動産投資の裾野が広がったのは良いことですが、その一方で、失敗する人が比例して増加しているのも事実です。
とくに2018年は、新築シェアハウス「かぼちゃの馬車」破たんに端を発した不正な銀行融資など、不動産投資のネガティブな部分が噴出した印象があります。
失敗投資は都内だけではありません。融資が受けやすい市況ということもあり、全国中の不動産が売買されました。その結果、買うべきでない物件を買ってしまったサラリーマン投資家が激増しています。
失敗するか否かは「物件」ではなく「マインド」が重要
心当たりのある方は、次の「負け組チェックシート」をもとに、ご自身の状況を把握していただければと思います。
【「負け組」チェックシート】
□ 買う前に物件を見ていない
□ 物件を買ってから1年以上見に行っていない
□ 3カ月以上、空室のままで改善策を考えない
□ 空室があっても、この地域はこの入居率が普通だからいいと思っている
□ キャッシュフローが出るからと、空室があることに慣れている
□ キャッシュフローがマイナスな人、税金払ったらマイナスの人
□ 収支を把握していない人、数字を自分で理解していない人
□ 家賃の入金を確認していない
□ 管理会社からの収支報告書の封を開けない人、内容を精査していない人
□ 物件の近隣家賃相場を知らない
いかがでしょうか。このチェックシートのうち、3つ以上当てはまる人は、不動産投資に失敗している可能性が高いです。お気付きの方もいると思いますが、本当に失敗しているか否かは、物件そのものよりも、その投資家の意識やマインド、取り組み方が重要なのです。
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株式会社ピカいち
代表取締役
神奈川県生まれ。専門学校に在学中、自分の堕落した生活に終止符を打つ決断をする。翌年の春陸上自衛隊に入隊。2年間を自衛隊で過ごし、その翌年オーストラリアに渡り1年間語学とサーフィンに熱中し、翌年帰国。オーストラリアではハウスクリーニングで生計を立てる。その後、英会話学校マネージャーをしながら、競売物件を購入して不動産投資を開始。ボロボロ物件を再生、高利回り物件に仕上げる手法で次の物件を買い増やす。その後、内装・塗装工事・戸建住宅リフォームなどの修行をして、ピカいちを設立する。
現在68棟650世帯、物件総額33億円以上を満室表面利回り約18%以上で稼働させている(法人・個人名義を合算。2021年2月現在)。リフォーム実績は累計9567世帯。
「勝てる! 不動産投資コンプリートガイド」(柳田武道著・幻冬舎刊)、「空き家は使える! 戸建て賃貸テッパン投資法」(サーファー薬剤師著・技術評論社刊)で紹介される。
現在千葉テレビでCM放映中。千葉テレビ『ビジネスフラッシュ』でも弊社が紹介された。
著者プロフィール詳細
連載記事一覧
連載ボロボロ物件を再生して高利回り物件に仕上げる手法で、数々の不動産投資を成功させてきた「株式会社ピカいち」代表取締役、柳田 将禎氏が解説する、自己資金ゼロのリフォーム投資術