(※写真はイメージです/PIXTA)

「日本人の生活のリアル」について、総務省『家計調査(二人以上の世帯)2023年(令和5年)9月分』、国税庁『民間給与実態統計調査』(令和4年分)などをもとにみていきます。

あなたにオススメのセミナー

    「300万円超400万円以下が最多」という現実

    1年を通じて勤務した給与所得者5,270万人について、給与階級別分布をみると、最多となったのは「300万円超400万円以下」の方々(840万人/構成比16.5%)。次いで「400万円超500万円以下」(779万人/同15.3%)となっています。

     

    男女別に見ていきましょう。男性では、年間給与額「400万円超500万円以下」が最も多く(518万人/同17.7%)、「300万円超400万円以下」と続きます(454万人/同15.5%)。女性では、「100万円超200万円以下」が最も多く(461万人/同21.5%)と最も多く、「200万円超300万円以下」と続きます(430万人/同20.0%)。

     

    収入格差が深刻化する日本社会で、給与階級で最も多いのは「300万円超400万円以下」という現実。300万円となると、単純計算で月25万円の収入。先程の家計調査の世帯主収入が「37万7,401円」でしたから、平均値とはまた違った現実を窺い知ることができます。

     

    生産年齢人口が減少の一途をたどり、社会保障費もじわりじわりと負担額が増加してきたなか、物価高が直撃し、増税も囁かれる昨今。日本で「普通に生活すること」すら、困難なのでしょうか。改めて「辛い現実」が眼前に表れています。

    人気記事ランキング

    • デイリー
    • 週間
    • 月間

    メルマガ会員登録者の
    ご案内

    メルマガ会員限定記事をお読みいただける他、新着記事の一覧をメールで配信。カメハメハ倶楽部主催の各種セミナー案内等、知的武装をし、行動するための情報を厳選してお届けします。

    メルマガ登録
    会員向けセミナーの一覧