「無礼講」ならストレスを発散しやすくなる
忘年会や歓送迎会などでよく耳にする「無礼講」。昔ながらの日本の文化の一つといってもいいのではないでしょうか。上下関係にこだわらず、フランクに呑みましょうという意味で、酒席で使われる言葉ですが、武士の世では、殿様が家来の本心を探るための策略だったという説もあります。
とはいえ、立場を気にせず酒を酌み交わすことは、特に下の立場の者にとっては気楽で、日頃のストレスを発散しやすいともいえるでしょう。免疫力の観点でいえば、無礼講は免疫力のアップに良いといえるのかもしれません。
酒席でも上下関係を重んじる中国では・・・
ちなみに中国ではこのような習慣はなく、酒席でも上下関係が重んじられます。立場が下の人は常に上を気遣い、お酌したり、話題も選んだりしなければなりません。そうなると決して楽しい場になるとは限らず、却ってストレスをためやすい場になりかねません。
宴会が一つ終わるとどっと疲れが出て、免疫力を下げてしまっている人が、中国には多いのではないでしょうか。