(※写真はイメージです/PIXTA)

進学や就職を機に地方から都市部へ引っ越し、のちに故郷に戻ることを指す「Uターン移住」。「もともと生まれ育った土地に帰ってくるだけ」と、移住へのハードルが低いように思われがちですが、実際はどうなのでしょうか。本記事では、地方移住や2拠点・多拠点生活に関する情報発信メディアを運営する合同会社Stoneintechの中嶋遼太代表が、実際に移住した人の体験談とともに、Uターン移住のメリット・デメリットについて解説します。

Uターン移住のデメリット

(※写真はイメージです/PIXTA)
(※写真はイメージです/PIXTA)

 

ここからは、Uターンと移住デメリットについて紹介していきます。

 

移動や買い物に車が必要となる

都会では電車は10分に1本、バス路線も複数ある地域が多いですが、地方では電車は1時間に1本、バスも駅からの路線が1種類で2時間に1本という地域が多くあります。主な移動手段は車であることを覚悟しましょう。勤務地へのアクセス方法や、よく利用しそうな場所へのアクセス方法や所要時間のチェックをしておくと住まい選びの失敗も少ないはずです。

 

車の維持費や駐車場、ガソリン代などコストが増える

地方では車が必須となるため、必然的に車の維持や管理費、駐車場代やガソリン代といった費用が増えます。これまで都市部で生活し車を所有していなかった方にとっては大きな出費になるでしょう。具体的には下記のような費用です。

 

[図表]中古の軽自動車『ハスラー』を例にした年間の自動車に関わるコスト(購入初年度)

 

普通車だと、上記の約2倍の費用がかかるイメージです。

 

仕事の選択肢が少ない、限定されやすい

地方ではこれまでのスキルや経験を活かした転職や、キャリア形成、年収アップは難しいでしょう。都市部で働いていた職種の求人が無かったり、そもそもその業界に精通する企業が存在しなかったりします。そのため、企業に転職してやりたい仕事には就けない可能性が高いです。自己実現を自身の仕事以外の面でも可能かといった視点を持って移住するとギャップが少ないです。

 

給料が安い

ほとんどのケースで移住後に年収は下がるでしょう。また、移住などでまとまった費用が必要になるため、これまでの生活水準が保てなくなる可能性があります。移住前に多めに貯金をしておき、ネット環境でできる副業などに備え、スキルアップに取り組む必要があります。

 

子供への教育の選択肢が少ない

地方では学校などの教育施設が少なく、特に子供の進学先については、移住前に必ず調べておく必要があります。進学校以外にも特色ある教育をしている学校など、選択肢が豊富な都市部と比較すると、地方は多様性に欠けるでしょう。また、子供の習い事やレベルの高い塾なども、都市部に比べて選択肢がぐっと少なくなるので注意が必要です。

 

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