「地球上で最も顧客を大切にする」をミッションとするAmazon…“桁違い”の取組みが次々に成功するワケ

「地球上で最も顧客を大切にする」をミッションとするAmazon…“桁違い”の取組みが次々に成功するワケ
(※写真はイメージです/PIXTA)

「地球上で最もお客様を大切にする企業、そして地球上で最高の雇用主となり、地球上で最も安全な職場を提供すること」を企業理念とするAmazon.com, Inc(以下、Amazon)。同社は理念実現のため、世の中の常識を変える多くの挑戦を成功させてきました。その挑戦に欠かせなかったのが「攻めのDX」だと、株式会社GeNEE代表取締役社長の日向野卓也氏はいいます。Amazonが成功させてきた“桁違い”の取組みの数々と、その成功要因について、詳しくみていきましょう。

「地球上で最も顧客を大切にする」Amazon

Amazonが掲げる理念は、「地球上で最もお客様を大切にする企業、そして地球上で最高の雇用主となり、地球上で最も安全な職場を提供すること」です。また、Amazonは以下の4つを指針としています。

 

・お客様を起点とすること
・創造への情熱
・優れた運営へのこだわり
・長期的な発想


ここからも、Amazonがいかにお客様を大切にしているかがわかります。また、Amazonは同社のサービスを根幹から支える従業員の採用と育成、そして価値観の醸成にも力を入れています。

 

一例をあげますと、同社が行動指針として掲げる「リーダーシップ・プリンシプル」では、Amazonで働く全従業員が会社のリーダー(オーナー的存在)として位置づけられ、継続的にイノベーションを生み出すことを求められます。

 

プリンシプルの細目の1つ、「Think Big(シンク・ビッグ)」では、リーダーは広域かつ大胆な意思決定を行うことができ、顧客のためにあらゆる可能性の模索と実行が許容されており、Amazonという会社が従業員の積極的な挑戦を促していることが垣間見れます。

 

少し横道に逸れますが、弊社では新しいデジタルサービスの展開、そしてそれらサービスが広がりを見せることを「攻めのDX」と呼んでいます。また新しいデジタル技術を活用しながら社内の業務効率化、組織効率化、スリム化を実現することを「守りのDX」と呼んでいます。

 

Amazonは、この攻めのDX、守りのDXどちらにも注力している会社ではありますが、弊社の考察としては、特に「攻めのDX」に強い会社だと認識しています。

 

後述しますが、新しいサービスを展開するにあたり、お客様のニーズをしっかりと探索・分析し、新しいデジタル技術や人財に果敢に投資を行い、商品やサービスにうまく取り込んでいるケースが非常に多いからです。

 

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