香港在住・国際金融ストラテジストの長谷川建一氏(Wells Global Asset Management Limited, CEO)が「香港・中国市場の今」を解説していきます。
香港ハンセン指数は続落
ハンセン指数20,529.49 pt (▲1.71%)
中国本土株指数 6,925.07 pt (▲1.97%)
レッドチップ指数 4,040.85 pt (+0.41%)
売買代金1,111億8百万HK$(前日1,120億6百万HK$
21日の香港市場は、新規材料に乏しく、ハンセン指数は終日下げ続け、前日比1.71%安の水準まで下げた。
ハイテク株で構成されるハンセンテック指数は前日比3.56%安と大幅反落した。ITネット株が総じて安く、Eコマースの京東集団(9618)は8.5%安、動画投稿アプリの快手(1024)は6.3%安、高性能データセンター開発の万国数拠(9698)は5.3%安、ソフトウエア開発の明源雲集団(0909)は5.2%安と下げた。
主要銘柄も昨日の買いから反落し、インターネット検索の百度(9888)は4.8%安、アリババ(9988)は4.2%安、インターネットサービスのテンセント(0700)は4.0%安だった。
一方で、中国本土株市場では、上海総合指数は前日比0.49%高の3,306.52と続伸、CSI300は同0.26%高の4,144.35で引けた。
長谷川 建一
Wells Global Asset Management Limited, CEO/国際金融ストラテジスト<在香港>
Wells Global Asset Management Limited, CEO最高経営責任者
国際金融ストラテジスト <在香港>
京都大学法学部卒・神戸大学経営学修士(MBA)
シティバンク東京支店及びニューヨーク本店にて、資金証券部門の要職を歴任後、シティバンク日本のリテール部門やプライベートバンク部門で活躍。 2004年末に東京三菱銀行(現:MUFG 銀行)に移籍し、リテール部門のマーケティング責任者、2009年からはアジアでのウエルスマネージメント事業を率いて2010年には香港で同事業を立ち上げた。その後、独立して、2015年には香港金融管理局からRestricted Bank Licence(限定銀行ライセンス)を取得し、Nippon Wealth Limitedを創業、資産運用を専業とする銀行のトップとして経営を担った。
2021年5月には再び独立し、Wells Global Asset Management Limitedを設立。香港証券先物委員会から証券業務・運用業務のライセンスを取得して、アジアの発展を見据えた富裕層向けサービスを提供している。(香港SFC CE No. BIS009)
世界の投資機会や投資戦略、資産防衛にも精通。個人公式サイトなどを通じて、金融・投資啓蒙にも取り組んでいる。
● 個人公式サイト
「HASEKENHK.com」(https://hasekenhk.com/)
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連載国際金融ストラテジスト長谷川建一の「香港・中国市場Daily」